2022.12.18

サンダー戦に出場したモラント…第2Q残り1分から2つのテクニカルファウルで退場処分に

第2Q残り1分から2つのテクニカルファウルを宣告されたモラント(右)[写真]=Getty Images
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 12月18日(現地時間17日)、メンフィス・グリズリーズは敵地でオクラホマシティ・サンダーと対戦。3日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦から7連勝を記録し、ウエスタン・カンファレンス首位に躍り出たグリズリーズだったが、サンダー戦ではエースのジャ・モラントが前半で退場処分を受ける事態に見舞われた。

 アクシデントが発生したのは第2クォーターの残り1分を切ったところ。審判のレイ・アコスタにファウルを吹かれた際、コートサイドのファンと会話をした直後に一つ目のテクニカルファウルが宣告される。そのわずか10秒後、サンダーがフリースローを打つ場面で再びテクニカルファウルが言い渡され、累積二つで退場を余儀なくされた。

 結果、モラントは16分1秒の出場で6得点5リバウンド2アシストにとどまり、困惑の表情を浮かべながらコートを去ることに。第2クォーターの終わりに21点差をつけられたグリズリーズは、エースのモラントを欠いたこともあり、以降1度も追いつくことなく109-115で連勝がストップした。

 のちに公開されたプールレポートで、「一つ目のテクニカルファウルは『審判へ向けられた冒涜的な行動』、二つ目は『審判のジャッジに疑問を呈する発言』が原因である」と審判団は説明している。

 立て続けに発生したテクニカルファウルについて、モラントは「どちらのファウルについても、審判に話しかけたわけではない」と、疑問が残るジャッジだったと話した。現地メディア『ESPN』が伝えている。

予想外の退場処分にモラントは納得できなかったようだ[写真]=Getty Images

「僕は『(相手選手に)自分の顔を殴られた』と発言したことで一つ目の宣告を受けた。アコスタ審判に罵声を浴びせたわけでないよ。二つ目はファンと会話しているときに、また彼が入ってきてテクニカルが吹かれた。この試合を見に来たファンは、彼に審判してほしいなんて言わなかったと思うよ」 

 前半でロッカールームに下がってしまったモラントだが、彼は父親にテレビ電話で会場とつないでもらい、応援に来たファンに感謝の言葉を述べたという。「彼らは僕らのプレーを見に来たんだ。罰金なんて全く気にしてないね」。

 モラントは12月1日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でも退場処分を受け、3万5000ドル(約480万円、1ドル136円で換算)の罰金を科せられている。自身がコート内で特別視されているか、という質問には「分からないけど、多分僕のことが気に入らないんだろう」と返している。

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