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昨シーズンの覇者ゴールデンステイト・ウォリアーズは、12月14日(現地時間13日、日付は以下同)から始まったアウェー6連戦を1勝5敗、最後の2戦はいずれも30点以上の大敗で終えた。
24日のチーム練習後、ドレイモンド・グリーンは「今の俺たちはものすごくもろい」と切り出し、「それを乗り越えるには信じることから始まる。信じ始めれば、本来の自分たちになることができる。そうしたことを打ち砕くために必要な唯一の方法は、メンタル面でタフになることだ」と口にしていた。
ウォリアーズは現在、ステフィン・カリーが左肩のケガで戦線離脱しているほか、アンドリュー・ウィギンズが内転筋の張りのため9試合連続で欠場中。ドンテ・ディビンチェンゾ、ジャマイケル・グリーンも体調不良で欠場するなどベストメンバーとは言えない布陣。
とはいえ、ホームこそ12勝2敗ながら、アウェーでは3勝16敗と大きく負け越しており、今シーズン33試合を終えた時点で15勝18敗。ウェスタン・カンファレンス11位と、プレーイン・トーナメント進出圏外に沈んでいる。
11日にホームでボストン・セルティックス相手に勝利を飾りながら、アウェー6連戦で大きく負け越したことについて、グリーンはこう分析していた。
「あの勝利を振り返った時点では、何か勢いを作り出したように思えたし、心機一転の時だと思っていた。俺たちは新たにスタートさせた。ただ、それが正しい方向ではなく、違った方向に向かってしまったということ」
そして「問題はメンタル面なんだ。チームはその点で苦しんでいる。これがそのほかのことを克服することを難しくしてしまっている」と話していた。
ウォリアーズにとって朗報なのは、ウィギンズが26日のメンフィス・グリズリーズ戦で復帰する可能性が出てきたこと。カリー(平均30.0得点6.6リバウンド6.8アシスト)に次ぐチーム2位の平均19.1得点に5.1リバウンド2.2アシスト1.4スティールを残すウィギンズが復帰となれば、心強い存在となるに違いない。
グリーンとしても「すぐにでも修正することではない。自信をもって乗り越えていかなきゃいけないこと」と話しており、長丁場のシーズン中に起こりうることとして見ているようだ。
カリーはまだ欠場が続く見込みではあるものの、ウォリアーズにはグリーンやクレイ・トンプソン、ケボン・ルーニー、ジョーダン・プールといった選手たちは健在で、ウィギンズが戻ってくればさらに戦力は増す。昨シーズンの王者がここからどのようにして巻き返していくかは必見だ。
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