2月19日（現地時間18日）、NBAではオールスターウィークエンドがソルトレイクシティで開催。オールスター・サタデーナイトで行われた3ポイントコンテストでは、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが初優勝を達成した。

　3ポイントコンテストは70秒間に、3ポイントラインのトップと左右のウイング、エンドラインと「スターリー・ゾーン」の各2カ所を合わせ、合計7つのラックから3ポイントを決めた得点を競う。

　各ラックに置かれるボールは5つずつで、3ポイントラインの頂点とウィングに挟まれている「スターリー・ゾーン」のラックのみ、「スターリー・ボール」と呼ばれる白色のボールが1つ置かれる。白色のボールは1本の成功につき3点が追加される。

　ほか5カ所のラックのうち、4カ所には4個の通常ボール（1本成功につき1点）、1個のマネーボール（同2点）の計5個がそれぞれ配置され、残りの1カ所には5個すべてがマネーボールとなる「マネーボール・ラック」を選手が好きなスポットに配置できる。すべてのショットを沈めた場合の最高得点は計40点で、1回戦の上位3名が決勝ラウンドに進出する。

　トップバッターを務めたジェイソン・テイタム（ボストン・セルティックス）は20点をマークし、2番手のタイリース・ハリバートン（インディアナ・ペイサーズ）が31点といきなりの高得点をマーク。3番目の敏腕シューター、バディ・ヒールド（ペイサーズ）は23得点を挙げ、4人目のタイラー・ヒーロー（マイアミ・ヒート）は18得点にとどまった。

　5番目のジュリアス・ランドル（ニューヨーク・ニックス）は13得点、6人目のケビン・ハーター（アトランタ・ホークス）は8得点とスコアが伸びず、続くラウリ・マルカネン（ユタ・ジャズ）は「マネーボール・ラック」で苦しみ20得点。最後のリラードが26得点でラウンド1を締めくくり、ハリバートン、ヒールド、リラードの3名が決勝ラウンドに進んだ。

　迎えたファイナル、1番手のヒールドは最後に配置した「マネーボール・ラック」で4本を沈め、ラウンド1からわずかにスコアを伸ばし25点をマーク。2番目のリラードは「スターリー・レンジ」を2本とも決め切り、最後のマネーボールも成功して26得点を記録。この結果により、ヒールドのコンテスト敗退が決まった。

　ラウンド1では好調を披露したハリバートンだったが、3番目で臨んだ決勝ラウンドでは波に乗れず、17得点でフィニッシュ。リラードが自身3度目の挑戦で初の3ポイントコンテスト優勝を成し遂げた。

自身3度目の挑戦で優勝をつかんだリラード[写真]=Getty Images