4月12日（現地時間11日）にクリプトドットコム・アリーナでプレーイン・トーナメントが行われ、ウェスタン・カンファレンス7位のロサンゼルス・レイカーズが同8位のミネソタ・ティンバーウルブズと対戦した。

「NBAプレーオフ2023」進出を目指すレイカーズはディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、レブロン・ジェームズ、ジャレッド・バンダービルト、アンソニー・デイビスが先発出場。八村塁はベンチから登場した。

　ルディ・ゴべアを欠く相手に対し、第1クォーター開始5分21秒から3連続得点を与えて10－16。その後、八村が1本の3ポイントシュートを含む7得点を気を吐いたものの、22－28と6点ビハインドで最初の12分間を終えた。

　序盤に八村がカール・アンソニー・タウンズとのディフェンスで存在感を発揮した第2クォーターでは、相手の3ポイント攻勢に苦しみながらレブロンとデイビスの活躍で一時リードを奪取。しかし、残り1分49秒を最後に得点が止まると、逆に5連続得点を許し、49－60と11点のビハインドを背負った。

　第3クォーターは開始4分37秒に7点差まで詰め寄ったものの、トーリアン・プリンスとカイル・アンダーソンに連続で3ポイントを決められるなど61－76と15点ビハインド。中盤以降は八村、デニス・シュルーダー、トロイ・ブラウンJr.といったベンチメンバーを送り込むと、残り3分14秒に10点差まで追い上げた。さらに、マリーク・ビーズリーが八村のアシストから3ポイントを決めれば、レブロンがオフェンスリバウンドから加点。79－86と再び1ケタ点差に戻し、最後の12分間を迎えた。

　開始2分39秒にタウンズのファウルが5個に達した第4クォーターは、デイビスとシュルーダーの連続得点で3点差まで肉薄。その後も1ケタ点差で進むなか、試合終了残り2分2秒にレブロンの3ポイントで同点に追いついた。最終盤、タイムアウト後のプレーでターンオーバーを犯したが、今度はデイビスが相手のターンオーバーを誘発。すると、同1.4秒にレブロンのアシストからシュルーダーが逆転の3ポイントを沈めた。

　しかし、相手のラストプレーでデイビスが3ポイントに対するファウル。同0.1秒に3本のフリースローを決められ、98－98でオーバータイムに突入した。

　延長戦では序盤に八村の3ポイントで抜け出すと、シュルーダーの得点で5－0のラン。得点を与えた直後にデイビスがインサイドで加点し、残り1分40秒に再び5点差まで戻した。最後はミスがありながらもウルブズから逃げきり、108－102で激戦に終止符。レイカーズがメンフィス・グリズリーズとの「NBAプレーオフ2023」1回戦に駒を進めた。

　レイカーズはレブロンが45分18秒の出場で30得点6アシスト10リバウンド2ブロック、デイビスが42分40秒の出場で24得点15リバウンド3ブロック2スティール、シュルーダーが21得点、リーブスが12得点をマーク。八村は26分36秒のプレータイムを獲得し、2本の3ポイントを含む12得点に1アシスト2リバウンドを記録した。

■試合結果
ロサンゼルス・レイカーズ 108－102 ミネソタ・ティンバーウルブズ
LAL｜22｜27｜30｜19｜10｜＝108
MIN｜28｜32｜26｜12｜4｜＝102