2023.05.23

レイカーズがナゲッツとの西決勝で4連敗…今POで初先発の八村塁は4戦連続2ケタの10得点、NBA4年目終了

前半だけで10得点を挙げたものの、後半は無得点に終わった八村 [写真]=Getty Images
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 5月23日(現地時間22日)にクリプトドットコム・アリーナで「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・ファイナルが行われ、八村塁所属のロサンゼルス・レイカーズデンバー・ナゲッツとの第4戦に臨んだ。

 0勝3敗とあとがないレイカーズは先発を変更。オースティン・リーブスレブロン・ジェームズアンソニー・デイビスに加え、八村とデニス・シュルーダーがスターティングファイブに名を連ねた。

 序盤は先発メンバーがバランスよく得点を重ねると、エースのレブロンが第1クォーターから大暴れ。デイビス、八村とともに12分間コートに立ち続け、4本の3ポイントシュートを含む21得点をマークした。

 34-28で迎えた第2クォーターは、開始1分44秒からリーブス、トリスタン・トンプソン、レブロンの3連続得点で43-33と10点のリードを奪った。その後は1ケタ点差に詰め寄られながらもシュルーダーの3ポイント、八村のレイアップなどで応戦。終盤にリーブス、レブロン、デイビスが確実にフリースローを沈め、73-58で試合を折り返した。

 前半を終えて、23分56秒出場のレブロンがフィールドゴール成功率84.6パーセントで31得点に4リバウンド4アシスト。ニコラ・ヨキッチとのマッチアップを繰り広げた八村が10得点で続き、シュルーダーが9得点4アシスト、デイビスが9得点8リバウンド、リーブスが8得点をマークした。

 第3クォーターは序盤からヨキッチ、ジャマール・マレーマイケル・ポーターJr.に立て続けに得点を許し、開始5分33秒の時点で79-78。その後も相手の勢いを止められず、残り4分39秒に試合をひっくり返されると、八村やレブロンの3ポイントなどがリングに嫌われ、89-94で運命の第4クォーターを迎えた。

 開始早々にトンプソン、ディアンジェロ・ラッセルの連続得点で追いついた第4クォーターも一進一退の展開。試合終了残り5分19秒にレブロンがヨキッチの5ファウル目を引き出すと、直後にデイビスが同点のダンクを叩き込んだ。

 残り5分を切ってシュルーダー、八村が立て続けに3ポイントを外すと、同3分34秒に得点を許して102-107。レブロンのレイアップやリーブスの長距離砲で食い下がり、同1分13秒にデイビスのフリースロー2本で再び同点に追いついた。

 最終盤、ナゲッツのオフェンスを抑えることに成功。しかし、同4秒からのオフェンスを守りきられ、111-113で敗戦を喫した。

 48分中4秒のみベンチで過ごしたレブロンが40得点10リバウンド9アシストを挙げたほか、シュルーダーが9得点4アシスト、デイビスが21得点14リバウンド3ブロック、リーブスが17得点をマークした。

 今プレーオフで初先発を務め、レブロンに次ぐ41分56秒のプレータイムを得た八村は、後半にシュート確率が落ち、フィールドゴール成功率25パーセントで10得点に7リバウンドを記録。今シーズン途中にトレードでワシントン・ウィザーズから名門に加入した日本の至宝はカンファレンス・ファイナル敗退でキャリア2度目のプレーオフ、そして自身のNBA4年目を終えることになった。

■試合結果
ロサンゼルス・レイカーズ 111-113 デンバー・ナゲッツ
LAL|34|39|16|22|=111
DEN|28|30|36|19|=113

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