2023.05.19

レイカーズがナゲッツとのシリーズで2連敗スタートも、八村塁はオドム以来の好記録

リバースレイアップを放つ八村[写真]=Getty Images
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 ロサンゼルス・レイカーズは、5月19日(現地時間18日、日付は以下同)に行われた「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・ファイナル第2戦を103-108で落とし、シリーズ2連敗スタートとなった。

 この試合、レイカーズではレブロン・ジェームズが22得点9リバウンド10アシスト4スティール2ブロック、オースティン・リーブスが22得点5アシスト、アンソニー・デイビスが18得点14リバウンド4アシスト4ブロック、ディアンジェロ・ラッセルが10得点5アシスト2スティール。

 さらにベンチスタートの八村塁が30分7秒の出場でフィールドゴール成功率80.0パーセント(8/10)、3ポイントシュート成功率50.0パーセント(1/2)、フリースロー4本すべて決め切り、21得点に2リバウンド1アシスト1スティールをマーク。

 リング下のショットやジャンパ―、3ポイントシュート、リバースレイアップにアリウープダンクなど次々にショットを決めていった25歳の日本人フォワードは、前半終了時点で両チームトップの17得点を奪取。

 しかもフィールドゴール7本、3ポイントシュート1本、フリースロー2本をノーミスで決め切る“パーフェクトハーフ”で前半を終えた。『ESPN Stats & Info』によると、ここ25年間のプレーオフでレイカーズの選手がハーフとしてフィールドゴール7本ノーミスで決めたのはラマー・オドムのみ。2008年のNBAファイナル(対ボストン・セルティックス)の第4戦の前半で、オドムは7本のフィールドゴールすべてを決めて計15得点に8リバウンド3アシストを残している。

 なお、レイカーズはメンフィス・グリズリーズとのファーストラウンド、ゴールデンステイト・ウォリアーズとのカンファレンス・セミファイナルで、いずれも敵地で初戦を制し、第2戦を落として1勝1敗でシリーズ第3戦をホームのクリプトドットコム・アリーナで迎えていたのだが、ナゲッツとのシリーズで初の2連敗スタートに。

 『ESPN Stats & Info』によると、プレーオフのカンファレンス・ファイナルで0勝2敗のスタートとなったチームは6勝56敗(勝率9.7パーセント)と、圧倒的に不利な状況となっている。

 ただ、通算16度目のプレーオフへ臨んでいるレブロンは、クリーブランド・キャバリアーズ在籍時に2度、0勝2敗から逆転してシリーズを制している。2007年はデトロイト・ピストンズ相手に0勝2敗から4連勝、2018年はセルティックス相手に0勝2敗から2勝2敗に持ち込み、第5戦を落として2勝3敗で窮地に陥るも、そこから2連勝でNBAファイナル進出を果たした。

 戦力充実のナゲッツ相手に、レイカーズはホームで巻き返すことができるのか。21日の第3戦は、レイカーズにとってマスト・ウィンの試合となることは間違いない。

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