2024.06.21

レイカーズ次期ヘッドコーチのJJ・レディック…本人が語る”良いコーチ”の資質とは

レイカーズの次期ヘッドコーチ就任が報道されたJJ・レディック [写真] = Getty Images
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 6月21日(現地時間20日、日付は以下同)、現地メディア『ESPN』は、JJ・レディック(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)が、ロサンゼルス・レイカーズの次期ヘッドコーチ(HC)として4年契約に合意したと報じている。

 レディックはデューク大学を卒業後、2006年のNBAドラフト全体11位指名でオーランド・マジックに入団。その後、ロサンゼルス・クリッパーズやフィラデルフィア・セブンティシクサーズなどのチームを経て、2021年に現役を引退。引退後はその高いバスケットボールIQを活かし、『ESPN』での試合中継や、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)と共同ホストを務めるポッドキャスト『Mind the Game』などの番組でアナリストとして活躍している。

 アナリストとして実績を重ねている一方で指導経験がないレディックが、この度レイカーズという名門のHCとして起用された。この件についてSNS上ではすでにレイカーズの判断を疑問視する声も散見されるが、本人には確固たる自信があるようだ。

 現地メディア『Bleacher Report』は、今回の報道を受けて2022年に公開された1本のインタビュー動画を紹介している。インタビューでは、レディックが「どういった面で自身は良いコーチになれると思うか」という質問に対し、以下のように答えている。

「これまで一緒にプレーしてきたコーチ達のおかげで、バスケットボールのことはよく理解している。特にコーチK(元デューク大HCのマイク・シャシェフスキー氏)から学んだことだけど、優れたコーチには適応力が求められるんだ。毎年ものすごいスピードで変化するNBAにおいては尚更だね。その点で、(自分には)変化を受け入れるためのマインドセットが備わっている」

 変化の激しいNBAで15年間現役を続けたレディックは、自身のもつ適応力をこのように評価した。さらに、多くのチームを渡り歩いたレディックならではの人間性についても、コーチの特性として述べている。

「僕は、オープンかつクリアなコミュニケーションをとることができる。それが、僕の人間としての長所なんだ。今まではチームメートとしてそういったコミュニケーションをとってきたけど、これはコーチングに重要なことのひとつだと思う」

 インタビューの中で「コーチングとは助けること」とも語っていたレディック。新ヘッドコーチとして名門復活への助けとなることはできるか、来シーズンのレイカーズに早くも期待が高まる。

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