2024.09.14
NBAの2023-24シーズンは、ボストン・セルティックスがリーグ最多となるフランチャイズ通算18度目の優勝を達成し、幕を下ろした。セルティックスに次いで優勝回数の多いロサンゼルス・レイカーズは、2019-20シーズンに通算17度目の優勝を成し遂げている。
2019-20シーズンと言えば、新型コロナウイルスの影響により3月に全試合が中断となり、フロリダ州オーランドに建設された“バブル”で再開され、10月まで続いた異例のシーズンである。前代未聞のシーズンを勝ち抜いたレイカーズだったが、当時の優勝メンバーがアジアで再集結するようだ。
現地メディア『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、ドワイト・ハワード、デマーカス・カズンズ、クイン・クックの3人は台湾のチームである台湾マスタングスでプレーし、7月に行われる「アジアントーナメント」の試合に参加するようだ。
カズンズは2019-20シーズンにレイカーズと単年契約を締結したものの、シーズン開始前に前十字靭帯を断裂。2020年2月にはロスター補強を理由に解雇されているため、厳密には“バブル”を共に戦った仲間にはあたらない。それでも、レイカーズ優勝メンバーの一員であることに変わりはないようだ。ハワードは、自身のSNSで今回の再集結を以下のように語っている。
「カズンズ、クックのアジアントーナメント参加を伝えることができて最高の気分だ。しかも、全員チャンピオンだぞ!俺は前から、2020年のレイカーズを再集結させて、世界に行くって言っていたんだ」
「アジアントーナメント」は、台湾やフィリピンなどアジア各国のクラブチームが参加するリーグであり、先月末にハワードの共同オーナー就任が発表されたばかりである。ハワードが選手兼共同オーナーとしてスター選手のスカウトを進めていた矢先、プエルトリコをはじめとした海外リーグでプレーしていたクックと、台湾リーグのファイナルMVPを受賞したばかりであるカズンズが目に留まったのだろう。
オールスター選手のアジアでの活躍と同時に、ハワードのスカウト術にも目が離せない。
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