2020.03.09
9月19日にマカオで「The Terrific 12(テリフィック12)」の大会3日目が行われ、新潟アルビレックスBBがTNTトロパン(フィリピン)と対戦。前半終了時点で3点のリードを奪ったものの、最終スコア90-99で惜敗を喫した。
2戦2敗でチーム初の国際大会を終えたものの、森井健太は「(大会を)楽しみにしていて、実際にやってみてコンタクトの部分などまだまだ足りていない部分が見つかった」。TNTトロパン戦では「アグレッシブなプレーヤーですごくやりやすい」と評すニック・パーキンズへの合わせなどでチーム最多9アシストをマーク。アジアの強豪チームに対して「通用する部分はあった」と、アシスト面には手応えを口にした一方、2得点にとどまり「フィニッシュまでいくことは課題。まだまだ満足できない」と語った。
チームはビッグマンのラモント・ハミルトン、司令塔の柏木真介を欠く中での戦い。遼寧フライングレパーズ(中国)との初戦では110失点を喫し、この日も99失点。「(前日から)ディフェンスやリバウンドの部分で課題があって。その課題を直していこうと話をしていたが、改善できなかったと思う」と反省した。
もっとも、22日で24歳の誕生日を迎える森井は、チームを司るポイントガードであり、昨シーズンに引き続き副キャプテンを務める身でもある。「若いですけど、リーダーシップを発揮していかないとチームが上にいけないと思っている。プレーや声掛けでもかんばっていきたい」
国際大会を通じて大きな収穫を得て、約2週間後に開幕を控えるBリーグに挑む。ベテランポイントガードの五十嵐圭や柏木をサポートする森井は、「得点は平均2ケタ近く。アシストは得点に行く姿勢がつながってくる。数字ではなく、アタックすることを忘れずやっていきたい」と新シーズンの目標を語り、強い決意を口にした。
「昨シーズンはチャンピオンシップに出ていい経験ができた。そのさらに上をチームとして目指している。そのためにはベテラン選手ではなく、僕や今村(佳太)選手といった若い選手が頭角を現していかないといけない。僕が試合に出ている時は、僕に任せられるような選手になっていきたい」
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