2019.09.18

“即席チーム”で初の国際大会…五十嵐圭「リーグで経験できないことを経験できたのは良かった」

テリフィック12の初戦は100点ゲームで敗れたものの、五十嵐はチームとして初の国際大会をプラスに捉えている [写真]=EASL
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 9月18日にマカオで「The Terrific 12(テリフィック12)」の大会2日目が行われ、第3試合では新潟アルビレックスBBが遼寧フライングレパーズ(中国)と対戦した。

 16日まで行われた「B.LEAGUE EARLY CUP 2019 HOKUSHINETSU」で負傷したラモント・ハミルトン柏木真介の主力2人を大事を取って休ませる中、第1クォーターは五十嵐圭を中心にニック・パーキンズ上江田勇樹が得点をマーク。ハイスコアな展開で3点のリードを奪ったものの、続く第2クォーターで試合をひっくり返され、52-57で前半を終了した。

 9人で戦う影響もあってか後半は一度もリードを奪えず、終始点差を広げられて82-110で試合終了。庄司和広ヘッドコーチはチームとして初めて国際大会に出場できたことに感謝の意を述べ、「普段と違うポジションでみんなにはプレーしてもらった。即席の割にはプレーできたと思う」と手応えを語った。一方で、110失点を喫したディフェンスを課題として挙げ、日本でのアーリーカップから中1日ながらも「もう少し修正できたかなと。国際大会というものに対し、私たちの準備が足りなかった印象」と振り返った。

9人での戦いを強いられた [写真]=EASL

「修正点はたくさんある」と語った司令塔の五十嵐だが、「なかなか経験できないようなサイズの選手もいて、Bリーグで経験できないようなことを経験できたのはチームとしても良かったと思う」と、敗れはしたもののチーム初の国際大会をプラスに捉えている。

「トランジションで相手を振りきり、そしてズレを作って、そこから3ポイントを(打つシーンを)作ることは、特に第1クォーターはできていた」とも感じており、「そういったバスケットを40分間できるように。ディフェンスでは高さがある選手に対する守り方は修正する必要がある」と課題も口にした。

 また、会見の最後に外国人記者から「2009年に初めて五十嵐選手のプレーを見た。10年経って、今も変わらずに体を絞って、ベストなパフォーマンスを保っていてとても驚いた。その秘訣は?」と聞かれた39歳。「日本にはBリーグができて、僕だけではなくてベテランと言われる選手たちが、よりプロ意識を高く持ったことがこの年齢までキャリアを続けられる理由だと思う」と説明した。

 なお、新潟は19日、TNTトロパン(フィリピン)と対戦する。

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