2018.03.27

勝率並ぶ両チーム、ホームに強いレバンガ北海道は相手ディフェンスを攻略できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 今季3度目となる、1試合のみの水曜開催。今回特に注目したいのはレバンガ北海道サンロッカーズ渋谷による一戦だ。両者は23勝23敗で並んだ状態。この一戦に敗れたほうが東地区単独最下位に沈む。

 ともに前節は1戦目に敗れ、2戦目を取り返して勝率5割をキープ。北海道は過去2節の直接対決で取っていたアルバルク東京との1戦目を4点差で落とした。後半だけで57得点を挙げたものの、前半で23得点と沈黙したことが響いた格好だ。しかし2戦目は2ポイントシュートの成功率が7割を超え、87得点でリベンジした。

 SR渋谷も1戦目は敗戦。21本ものオフェンスリバウンドを奪いながら、3ポイントシュートが25本中1本しか決まらなかったのが痛かった。2戦目も敗れれば10連敗となるところだったが、ベンドラメ礼生長谷川智也がシュート力を取り戻して危機を脱した。

 北海道はここまでホームで12勝9敗と勝ち越し、アウェーの“借金”を帳消しにしている。しかし、SR渋谷は逆にアウェーで12勝9敗と強さを発揮。現に北海道も第8節の対戦で60点台に抑えられて連敗を喫した。借りを返すには、インサイドを固めるSR渋谷のディフェンスをその組織力で突破しなければならない。

文=吉川哲彦

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