2018.11.22

激熱必至のマッチアップ! 2人の“ジョシュ”、チルドレス、ダンカンの攻防から目を離すな

バスケットボールキング編集部。これまで主に中学、高校、女子日本代表をカバーしてきた。また、どういうわけかあまり人が行かない土地での取材も多く、氷点下10度を下回るモンゴルを経験。Twitterのアカウントは @m_irie3

三遠ネオフェニックスvs千葉ジェッツ(@豊橋市総合体育館)
第1戦:11月23日14時5分、第2戦:11月24日13時5分

 三遠ネオフェニックスが東地区2位の千葉ジェッツをホームで迎え撃つ。千葉にとっては今月2度目の遠征となるが、確実に勝ち星を重ねたいところだ。

 10月、三遠は2勝にとどまったが、11月に入り4勝3敗と勝ち星が先行。10節を終えて7勝10敗と借金3の状況だが、浮上のきっかけを何とかつかみたい。好材料は何と言ってもジョシュ・チルドレスの復帰だろう。チルドレスはBリーグ初年度、2016-17シーズンに三遠で707得点(1試合平均18.6得点)361リバウンド(同9.5リバウンド)を記録。チームをけん引した。復帰戦となった11月17日の滋賀レイクスターズ戦では34分20秒の出場時間で、あいさつ代わりの30得点をたたき出している。「コンディションはBリーグ全体が展開するバスケットの速さに、まだ完璧に追いついていない状況」とのことだが、当然自身のコンディションも、さらにはチームにもフィットしてくるはずだけに、相手チームにとっては厄介な選手が加入したとも言える。

 一方千葉は11月に入り、琉球ゴールデンキングス、栃木ブレックスに連敗を喫したものの、現在3連勝中で5勝2敗と好調をキープ。激戦の東地区にあって、首位の栃木を猛追中だ。千葉が安定した戦いぶりをしている理由として挙げられるのがアキ・チェンバース石井講祐の先発起用だろう。ともに堅固なディフェンスを持ち味としている選手。それだけに千葉が持ち込みたいディフェンスからのアーリーオフェンスには欠かせない選手であることはすでに実証済みだ。

 さらにここに来て、ジョシュ・ダンカンがチームにフィットしてきたのは千葉にとって頼もしい限り。ダンカンは11月の7試合、ベンチスタートながら1試合平均14.9得点を記録。ギャビン・エドワーズマイケル・パーカーとのローテーションの一角を確実に担っている。

 今節では2人のジョシュ、三遠のチルドレスと千葉のダンカンのマッチアップに注目だ。チルドレスが203センチ、ダンカンが205センチと、まさにNBA級の激しい攻防が見られることになるだろう。互いにインサイドのアタックを武器にしているだけに、激熱マッチアップが必至だ。

文=入江美紀雄

■ロースター
・三遠(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
ジョシュ・チルドレス
ロバート・ドジャー
寺園脩斗
川嶋勇人
長谷川智伸
渡邊翔太
太田敦也
岡田慎吾
ダシルバヒサシ
鈴木達也
菅野翔太
ウィリアム・マクドナルド
田渡修人

・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
マイケル・パーカー
田口成浩
トレイ・ジョーンズ
大宮宏正
アキ・チェンバース
西村文男
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
石井講祐
原修太
小野龍猛

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