2019.04.20

清水太志郎の引退に華を添えたいサンロッカーズ渋谷、勝利へは富樫勇樹をどう抑えるかがカギ

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サンロッカーズ渋谷vs千葉ジェッツ(@青山学院記念館)
第1戦:4月20日18時5分、第2戦:4月21日14時5分

 前節、栃木ブレックスに連敗を喫したサンロッカーズ渋谷は、最終節を前に「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19」出場の夢が絶たれた。第1戦では第2クォーターで9-20と離されると、この点差が最後まで響いて11点差で敗戦。リバウンド数では栃木の44本に対し計41本と肉薄するも、29得点を挙げたロバート・サクレ以外の得点者がいずれも1ケタ得点に抑えられた。第2戦でも第2クォーターで計31失点と、前半終了時点で大量51失点。オフェンスでは長谷川智也が今季最多タイとなる16得点をマークしたが、2日連続で60点台にとどまり栃木の守備を崩せなかった。

 最終節もホームで戦えるSR渋谷。今シーズン最後の相手は2年連続で東地区を制した千葉ジェッツだ。その千葉は前節、地区優勝マジック「2」の状態でアルバルク東京を迎え撃った。第1戦は第3クォーターで一時11点ビハインドを背負うも、そこからマイケル・パーカーギャビン・エドワーズの得点で反撃。そして、57-57で迎えた試合終了残り15秒、ボールを託された富樫勇樹が値千金のジャンプショットを沈め試合を決めた。第2戦では富樫が前日の勢いのままに、計28得点で攻撃をけん引。最終スコア87-76でA東京を連破し、地区優勝とともにリーグ記録を塗り替える50勝目を挙げた。

 SR渋谷は16日、37歳の清水太志郎が今シーズン限りでの現役引退を発表。チームは現在3連敗中、千葉にも今シーズン4戦全敗だが、清水とファンのためにも勝利が欲しいところ。千葉と前回対戦した1試合のみの第30節では、計87失点中富樫に27得点を献上して敗れた。前節から勢いに乗る富樫のリズムを崩すことができれば、勝機も見えてくるはずだ。もちろん、清水の“ラストダンス”にも期待したい。

 悲願のBリーグ制覇を目指す千葉は、勝利記録を伸ばすとともに「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19」へ向け、いい準備がしたいところだろう。相手は強力な外国籍選手を擁するが、ここまで57試合に先発出場しているギャビン・エドワーズを休ませ、約1カ月間出場がないトレイ・ジョーンズをエントリーさせることも1つの手だ。

■ロースター
・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
満原優樹
秋葉真司
清水太志郎
ファイサンバ
ロバート・サクレ
伊藤駿
ベンドラメ礼生
マーカリ・サンダース・フリソン
杉浦佑成
長谷川智也
広瀬健太
山内盛久
ライアン・ケリー

■ロースター
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
マイケル・パーカー
田口成浩
トレイ・ジョーンズ
大宮宏正
アキ・チェンバース
西村文男
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
石井講祐
原修太
小野龍猛

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