2019.05.16

新人賞に輝いた岡田侑大、ファイナルMVP・馬場雄大の活躍に奮起「自分もここで満足できない」

シーホース三河に途中加入ながら、新人賞に輝いた岡田[写真]=兼子慎一郎
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 5月15日、六本木ヒルズアリーナで「B.LEAGUE AWARD SHOW 2018-19」が行われ、シーホース三河岡田侑大が新人賞を受賞した。

 拓殖大学を中退し、昨年11月にBリーグデビューを飾った20歳の岡田は、レギュラーシーズンでは20試合の先発を含む計40試合に出場。計411得点(1試合平均10.3得点)49リバウンド(同1.2リバウンド)65アシスト(同1.6アシスト)をマークし、即戦力として三河の中心選手となった。

 イベント後の囲み取材に応じたルーキーは、来季への課題に「ディフェンス」を真っ先に挙げた。「足腰を鍛えることは個人としてのトレーニングなんですけど、プロではチームディフェンスが一番大事にされています。どうしてもオフェンスにフォーカスしてしまう自分がいるので、(できるようになるまで)結構時間がかかると思っています」。

 加入当初は周りに遠慮してしまうところもあったというが、「プレータイムをもらってからは特になかったです」と大物ぶりを漂わせた岡田。活躍の裏には先輩たちの優しさもあったようだ。

「金丸(晃輔)さんも(桜木)ジェイアールさんも『お前は自分のプレーをして、どんどん攻めていけばいい』と言ってくださったので、気にせずプレーできました」

 来季に向けは「本当はすぐにでもトレーニングを始めたい」と話した岡田だが、現在のオフシーズンは「車の免許をまだ持っていなくて、今(教習所に)通っている途中です」と若者ならではのコメントで空気を和ませた。「それが終わり次第、開幕にベストなコンディションを持っていけるようにトレーニングに励みたいです」。

 最後に「昨年新人賞の馬場(雄大/アルバルク東京)選手はファイナルでMVPを獲りましたし、『自分もここで満足できない』と改めて思わせてくれました。馬場選手に負けないようにインパクトを与える選手になりたいと思います」と今後のさらなる活躍を誓った。

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