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新アリーナ問題で秋田県が予算増の方針発表…秋田の水野社長が改めてBプレミア入りへの意欲を示す

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 11月19日、秋田ノーザンハピネッツが「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)4次審査へ向けての進捗状況のご報告」を公式サイト上に発表した。

 10月17日に22クラブにBプレミアのライセンスが交付された。その際、Bプレミアライセンスを交付されなかったB1クラブの中では、秋田、茨城ロボッツ京都ハンナリーズ大阪エヴェッサの4クラブが、平均入場者数と売上の条件をクリアしていることが発表。秋田は新県立体育館の建替えを確定させ、4次審査へ向けて準備を進めていることも示されていた。

 しかし、11月1日、秋田県より新アリーナ建設の入札業者がなかった旨が発表される事態に。そして、この日、秋田県議会において、追加の施設整備費として110億円を来月の県議会に提出する補正予算案に組み込む方針が示された。それを受けて、秋田の水野勇気社長が以下のようにコメントを発表した。

「いつも熱く温かいご声援をありがとうございます。

 本日の秋田県議会において示された通り、秋田県は先日11月1日に不調に終わった新県立体育館整備・運営事業の予算を増額し、2028年秋の完成に向けたPFIによる再度の事業者選定を速やかに行う方針であることを明らかにしました。現在、秋田ノーザンハピネッツとしては、2028−29シーズン開幕時から新アリーナ使用が可能となる期日までに新県立体育館の整備をすることをもって4次審査での『Bプレミア』参入が果たせるよう、合理的な確からしさの証明に必要な要件についてBリーグに逐一確認作業を行っております。その最終審議は12月19日Bリーグ理事会及び12月26日臨時理事会で行われることが予定されており、クラブとしては引き続きライセンス取得に向けて取り組んでまいりますが、12月議会の閉会後速やかに再度の入札公告が行われることが必要となります。秋田ノーザンハピネッツとしては県民の皆さまに新県立体育館の整備の意義と必要性についてご理解を賜りますようお願い申し上げますとともに、12月議会の動向を見守ってまいる所存でございます。

 秋田ノーザンハピネッツはクラブ創設以来、一貫して“バスケで秋田を元気に”をモットーに県民球団を目指して活動し、今シーズンで15シーズン目を迎えました。2010年のbjリーグ参入から2016年B1クラブとしてのBリーグ加盟、そして2026年以降も新たな国内最高峰リーグ『Bプレミア』への参入を果たすことが、バスケットボール文化が根付く秋田の活性化につながると確信しております。秋田ノーザンハピネッツが存在することによってトップアスリートを間近に見ることができる秋田の子どもたちが大きな夢や高い目標を持てるよう、そしてアリーナにて老若男女問わず秋田の誰もが楽しめるプロスポーツクラブに未来永劫なれるよう、『Bプレミア』初年度からの参入へ向けて、皆さまのご理解ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます」

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