2026.02.03
2月3日、日本バスケットボール協会(JBA)は記者会見を開き、男子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチ(HC)との契約を終了した件について、島田慎二会長と伊藤拓摩強化委員長が説明。新たなヘッドコーチに桶谷大氏(琉球ゴールデンキングスHC)、アシスタントコーチにライアン・リッチマン氏(シーホース三河HC)と吉本泰輔氏(デンバー・ナゲッツ傘下GリーグAC)が就任することも発表された。
ホーバス氏は、女子日本代表のHCとして東京2020オリンピック銀メダルの快挙を果たすと、2021年から就任した男子日本代表のHCとしても、48年ぶりとなる自力でのオリンピック出場権獲得に導くなど、日本バスケ界の躍進に貢献してきた。2024年10月には男子日本代表HCの続投が発表され、昨年11月と12月に行われたFIBAワールドカップ2027予選Window1では2連勝を飾っていたが、今月2日に「今後の代表強化に関しての方向性の相違」(JBA)のために契約終了。ホーバス氏は「大変残念ではありますが、代表チームのヘッドコーチとしての私の旅がここで終わりを迎えたことをご報告いたします」と、JBAを通じてコメントしていた。
島田会長は会見冒頭、「昨今のバスケットボール界の隆盛を作ったのはトム・ホーバスヘッドコーチではないか、と言っても過言ではない」と、ホーバス氏の功績に敬意を示しつつ、その後の決断に至った過程について説明。JBAはパリ五輪後の2024年9月にロサンゼルス2028オリンピックへ向けてホーバスHC体制で強化を進めていたが、昨年11月に代表強化のあり方の見直しをはかり、強化委員会の委員長に伊藤拓摩氏が就任。JBAとして今年1月初旬にホーバス氏と強化方針に関する話し合いを持ったものの、ここで意見の相違があったという。
「今回、今後のJBAの方針に関して、本年の1月初旬にホーバスHCに説明を行いましたが、双方の考えに相違があり、その後JBA内にて対応を議論してまいりました。確固たる信念を持ち、実績を持つホーバス氏に対し、方針の修正をお願いすることは、ホーバスHCのコーチとしての本質に対して一定の変革を強いる部分もあり、我々議論しましたが、ここまで実績のあるホーバスHCに対してリスペクトを欠いているのではないかという判断のもと、総合的な判断をもって、JBAから契約を解消する提案をさせていただきました」
2月末には中国代表、韓国代表とのワールドカップ予選2連戦を控えているが、島田会長は「単に2月の沖縄でのゲームを考えるだけでなく、このような背景を持って決断した以上、一試合でも多く新しい体制でゲームを積み重ねることが、ケミストリーの向上であったり、チーム内での一体感を持つ動きとして良いのではないかということで、このタイミングで決定させていただくことになりました」と説明した。
その後、伊藤委員長の口からロス五輪を目指す新たなコーチングスタッフが発表。アシスタントコーチにNBAでのコーチング経験もある吉本泰輔氏とライアン・リッチマン氏、ヘッドコーチに琉球を4年連続でBリーグファイナルに導いた実績を持つ桶谷大氏が就任することが明かされた。
日本代表の新指揮官となる桶谷氏について、伊藤委員長は「Bリーグファイナルに4年連続で導き、優勝も経験。日本で最も勝ち星を挙げているコーチの一人です。彼のリーダーシップのもと、スタッフ陣をまとめ上げ、ホリスティック(包括的)な観点から日本バスケを強化していただきたいと思います」と紹介し、新指揮官に期待。クラブと代表のヘッドコーチを兼任することになるが、戦術的な側面から「アップデートを現場で実施し、PDCAを繰り返し、コーチングに反映できる。どういったところに選手の強みや弱みがあるのか、対戦するからこそわかるものもある」と、そのメリットについても口にした。
新体制での公式戦初戦は、2月26日に沖縄サントリーアリーナで行われる「FIBAワールドカップ2027予選」Window2の中国代表戦。日本代表は2023年のワールドカップで快進撃があった沖縄の地で、ロス五輪出場権獲得へ向けて再スタートをきる。
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