2022.02.09

第4Qの接戦を制した千葉ジェッツ、琉球ゴールデンキングスを退け天皇杯決勝へ

要所での3ポイントが光った富樫 [写真提供]=日本バスケットボール協会
バスケ情報専門サイト

 2月9日に船橋アリーナで「第97回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」の準決勝が行われ、千葉ジェッツ琉球ゴールデンキングスが対戦した。

 3連覇を達成した2019年以来3年ぶりの決勝進出を目指す千葉はジョシュ・ダンカン富樫勇樹佐藤卓磨原修太ジョン・ムーニーの5人が先発出場。クラブ史上初のベスト4入りを果たした琉球は並里成アレン・ダーラムドウェイン・エバンス今村佳太牧隼利のスターティングファイブで試合に臨んだ。

 先手を奪ったのは千葉。第1クォーター開始4分5秒から大倉颯太、ムーニー、富樫が立て続けにシュートを沈め、16-6と点差を2ケタに広げた。一方の琉球は3ポイントを含めなかなかシュートが決まらず、約5分間でわずか3得点。千葉が21-11とリードのまま最初の10分間を終えた。

 続く第2クォーターは両チームともにスコアが伸び悩む展開。フリースローも決まらずに苦しむ中、千葉が36-25とわずかに点差を広げた。

 第3クォーターは開始約2分間でダンカンが2本、富樫と原がそれぞれ1本の3ポイントを成功。千葉が琉球を48-29と突き放すと、相手のタイムアウト後にはムーニーの“3点プレー”が飛び出した。その後はファウルがかさむ展開となり、ジャック・クーリーを中心にインサイドを攻められたものの、リードをキープ。64-50で最後の10分間を迎えた。

 第4クォーターは琉球が序盤から反撃を仕掛け、コー・フリッピン、エバンスのフリースローに加え、クーリーと岸本隆一の得点で1-10のラン。勢いは止まらず、70-68で迎えた残り5分43秒にエバンスの3ポイントで試合をひっくり返した。

 中盤以降は一進一退の展開となり、千葉はクリストファー・スミスと富樫の3ポイントで応戦すると、同1分3秒に原がリードを5点差に広げる3ポイントをマーク。終盤のファウルゲームをかいくぐった千葉が92-87で競り勝ち、準決勝突破を決めた。

千葉ジェッツの関連記事