2020.12.16

【皇后杯】8連覇を目指すENEOSサンフラワーズがアクシデントを乗り越え、富士通レッドウェーブを突き放して勝利

皇后杯ファイナルラウンドがENEOSと富士通との一戦からスタート [写真]=加藤誠夫
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 12月16日から「第96回天皇杯・第87回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会皇后杯ファイナルラウンドが代々木第二体育館でスタート。第1試合はENEOSサンフラワーズと富士通レッドウェーブと対戦した。

 第1クォーター、8連覇を目指すENEOSにアクシデント発生。エースの渡嘉敷来夢がシュートの後の着地で膝を痛め、そのままベンチに下がるという事態が起きた。それでなくてもこの日の富士通は司令塔の町田瑠唯が積極的にボールをプッシュして、篠崎澪、オコエ桃仁花がシュートを決めて互角の展開を見せ、リードを奪う場面もあった。

富士通は町田瑠唯のゲームコントロールからENEOSと互角に展開を見せるも [写真]=加藤誠夫


 これに対してENEOSはキャプテンの岡本彩也花が奮起。第2クォーター残り17秒、37-37の同点の場面でコーナーから3ポイントシュートをヒット。この試合10点目となるシュートを決めて、後半に弾みをつけた。

 ディフェンスの強度が互いにアップした第3クォーターは15-15とタイのスコアとなる。ENEOSの55-52と3点リードで迎えた第4クォーター、ENEOSは富士通のディフェンスを破って宮崎早織宮澤夕貴がシュートを決めていく。

 反対に富士通のシュートがリングに弾かれるようになりペースダウン、次第にリードを広げられてしまった。ENEOSは最終クォーターを23-7で締めてこの試合に決着をつけ、ベスト4進出を決めて19日の準決勝にコマを進めた。

■試合結果
ENEOSサンフラワーズ 78-59 富士通レッドウェーブ(@代々木第二体育館)
ENEOS|20|20|15|23|=78
富 士 通|16|21|15|7|=59