2020.12.19

【皇后杯】エース不在のENEOSが8連覇に王手…宮崎早織がトリプルダブルの活躍でデンソーに快勝

ENEOSの宮崎早織がトリプルダブルを達成。決勝進出に貢献した [写真]=加藤誠夫
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 12月19日、国立代々木競技場第二体育館で「第96回天皇杯・第87回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」の皇后杯ファイナルラウンド女子準決勝が行われ、ENEOSサンフラワーズがデンソーアイリスと対戦した。

 試合前に発表されたENEOSのエース、渡嘉敷来夢の「右膝前十字靭帯断裂」というニュースは両チームにどのような影響を与えるか注目を集めたこの試合、第1クォーターからそのENEOSがディフェンスへのプレッシャーを高めてデンソーに襲い掛かる。中村優花のファーストシュートで先制したENEOSは、この日、PGの宮崎早織が積極的にシュートを狙い、前半だけで18得点4アシストの活躍を見せた。

 対するデンソーは思いどおりにパスが回らずリズムをつかめない。エースの髙田真希はチーム最多の得点を挙げるも9得点に抑えられる。前半は42-30とENEOSが12点のリードを奪って折り返した。

 何とかばん回したいデンソーはディフェンスをゾーンに替えるなどしてENEOSの得点を抑えにかかる。それが奏功し、残り3分54秒に赤穂さくらのジャンプシュートが決まり、6点までにビハインドを縮めた。しかし、ここからデンソーのミスが続いてENEOSは息を吹き返す。

 リズムを取り戻したENEOSが最終クォーターもデンソーの反撃を抑えて勝利。この試合、ENEOSの宮崎早織が25得点10リバウンド11アシストのトリプルダブルを達成。渡嘉敷の代わりに先発出場した中田珠未が20得点と活躍して決勝進出に貢献した。
 
【試合結果】
ENEOSサンフラワーズ 78-62 デンソーアイリス
ENEOS|20|22|22|14|=78
デンソー |14|16|19|13|=62