2020.07.14

B2からB1への昇格はB1ライセンスを所有する上位2クラブに

昨シーズンはB2東地区で1位ながらB1昇格を逃した仙台。今シーズンは悲願成就を目指す [写真]=B.LEAGUE
バスケ情報専門サイト

 7月14日、Bリーグによりメディアブリーフィングがリモートにより開催され、Bリーグの各担当者から決定事項の説明があった。

 2020-21シーズン終了後の昇降格について、すでに4月24日に発表されているとおりだが、以下のように確認された。
①B2からB1への降格はなし
②B2からB1への昇格は2枠、入替戦は実施しない(21-22シーズン、B1は22クラブに)
③B2からB3への降格はなし

 この日発表されたのはB1昇格2枠の要件について。B1クラブライセンス交付判定を受けたB2年間最終順位の最上位2クラブを昇格クラブとすることになった。つまり今回に限り、最終順位を問わずに上位2クラブが昇格対象とすることになったことになる。これまではB2のプレーオフで1、2位が自動昇格、3位は入替戦により昇格のチャンスを得ることになっていたが、今シーズンは順位に関係なく、B1クラブライセンスを有する上位2クラブが自動的に昇格する。

 このオフ、B2では強化を推し進めるクラブが多く見られた。特にB1クラブライセンスを交付されているクラブは鼻息が荒い。順位に関係なく上位2チームと決まったとはいえ、プレーオフにまでそれが持ち越されるのは容易に想像できる。この日、プレーオフに進出する8チームを決める方法への言及はなかったが、レギュラーシーズンから激しい順位争いが繰り広げられることは必至だ。

 昨日行われた20-21シーズン概要会見で島田慎二チェアマンが発表したとおり、B1のチャンピオンシップ、B2のプレーオフのファイナルが1発勝負から2戦先勝方式に変更された。また、B2はプレーオフ3位決定戦が、試合の結果が昇格に関わらずとも2戦先勝方式で行われる。

 リーグからは、「B2 プレーオフ3位決定戦あくまで『順位決定戦』。昇格クラブ決定への影響により3位決定戦の実施有無を規定すると、試合の1週間前に実施中止が決定される可能性があり、リーグおよびクラブともに事業的損失が考えられるため、例年同様昇降格に関わらずとも実施する」との発表があった。概要は以下のとおり。

【B1】
B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21
出場クラブ数:8
準々決勝:2戦先勝(クラブ主管)
準決勝:2戦先勝(クラブ主管)
3位決定戦:実施なし
ファイナル:2戦先勝(リーグ主管)

【B2】
PLAYOFFS 2020-21
出場クラブ:8
準々決勝:2戦先勝(クラブ主管)
準決勝:2戦先勝(クラブ主管)
3位決定戦:2戦先勝(クラブ主管)
ファイナル:2戦先勝(クラブ主管)

B1の関連記事