2020.11.06

11月に入って再スタートを図りたい新潟アルビレックスBBが好調宇都宮ブレックスと対戦

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

新潟アルビレックスBB vs宇都宮ブレックス(@シティホールプラザ アオーレ長岡)
第1戦:11月7日17時05分 第2戦:11月8日13時05分

 1試合平均失点がリーグで2番目に多く、10月は3勝7敗と苦しんだ新潟アルビレックスBB。直近の5試合中4試合で90失点以上を喫しているが、前節の川崎ブレイブサンダース戦もその1つ。高い位置でのターンオーバーから速攻でイージーバスケットを許し、オフェンスの不具合から失点しては再びプレッシャーをかけられて焦りを生むという悪循環が表れた。納見悠仁が12得点10アシストでキャリア初のダブルダブルをマークし、五十嵐圭の欠場をカバーしたのが数少ない収穫だが、今節を前にリチャード・ヘンドリックスとの契約を解除するなど、クラブとして迷走している感は否めない。

 対照的に宇都宮ブレックスは、ホームゲームが7試合というアドバンテージもあったとはいえ、9勝1敗と好調だ。レバンガ北海道を迎えた前節は外国籍選手3人とライアン・ロシターが全員1ケタ得点でも、日本人選手が64得点を稼いで勝利。2ポイントを18本打って1本しか落とさなかったのは、日本人選手の得点能力の高さを示している。11月は一転して5試合すべてアウェーだが、安齋竜三ヘッドコーチが標榜する全員バスケで“貯金”を増やしたい。

 新潟はジェイソン・ウォッシュバーンと新たに契約したが、今節は登録の関係で出場不可。外国籍選手が2人のみという、開幕節にもあった難しい局面に再び立つことになった。それも、相手は過去4シーズン一度も勝てていない宇都宮。新潟にこそ全員バスケが求められる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・新潟(ヘッドコーチ:福田将吾)
マーク・セントフォート
星野曹樹
大矢孝太朗
五十嵐圭
柏倉哲平
石井峻平
納見悠仁
佐藤公威
ロスコ・アレン
池田雄一
林翔太郎
ジェイソン・ウォッシュバーン

・宇都宮(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
LJ・ピーク
比江島慎
テーブス海
遠藤祐亮
竹内公輔
渡邉裕規
鵤誠司
ライアン・ロシター
喜多川修平
ジョシュ・スコット

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