2021.11.11

【島根vs A東京】安藤誓哉は初の古巣戦…堅守を誇るA東京に対して活躍できるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

島根スサノオマジック vs アルバルク東京(@松江市総合体育館)
第1戦:11月13日18時35分 第2戦:11月14日13時35分

 安藤誓哉が移籍後初めての古巣戦。島根スサノオマジックが、ホームでアルバルク東京を迎え撃つ。

 島根は、リーグ戦4試合連続の100点ゲームで好調をキープする。前節の滋賀レイクスターズ戦はリード・トラビスが2戦連続で35得点をたたき出し、安藤は17得点12アシストを記録したうえ、逆転のきっかけを作る好守も光った。阿部諒白濱僚祐も2ケタ得点を挙げたことも見逃せない。5連勝と好調だが、安藤、トラビス、ニック・ケイの出場時間が3戦連続で35分前後に及ぶことは気がかりだ。

 対するアルバルク東京は前節、秋田ノーザンハピネッツに勝って4連勝。分厚い選手層で前々節の京都ハンナリーズ戦を含めて30分以上出場する選手を出さず、勝ち星を順調に伸ばしている。島根とは今シーズン初対戦となるが、10月23日の千葉ジェッツ戦で勝利した試合は、良い経験になりそうだ。島根のようなトランジションバスケを得意とする相手を65点の抑え、速攻からの失点はわずか9点のみ。司令塔・富樫勇樹を5得点3アシストに封じていた。

 今節は、リーグ屈指の矛盾対決となることが予想される。平均91.8得点を記録する島根の強力オフェンスが、平均72.5失点を誇るアルバルク東京の堅守を打ち破れるか。攻防の要である安藤に対して田中大貴、トラビスに対してはライアン・ロシターセバスチャン・サイズのマッチアップが予想されるため、激しい競り合いが見られるだろう。

文=大橋裕之

■ロスター
・島根(HC:ポール・ヘナレ)
後藤翔平
ペリン・ビュフォード
安藤誓哉
ニック・ケイ
山下泰弘
北川弘
リード・トラビス
阿部諒
金丸晃輔
白濱僚祐
小阪彰久
ウィリアムスニカ

・A東京(HC:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
ジョーダン・テイラー
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
菊地祥平
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

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