2023.09.26

馬場雄大がB1長崎ヴェルカ入団会見…パリ五輪&NBA目指し「最も成長できる環境」

日本代表の馬場雄大[写真]=伊藤大允
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 バスケットボール男子日本代表の馬場雄大が9月26日、B1西地区に昇格した長崎ヴェルカへの入団会見を実施。背番号は「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」でも背負っていた「18」に決まった。

 11月7日に28歳の誕生日を迎える馬場は、195センチ95キロのシューティングガード兼スモールフォワード。富山第一高校から筑波大学に進学し、4年次の2017年にアルバルク東京へ加入した。2019年にダラス・マーベリックスの一員としてNBAサマーリーグに出場し、その後はGリーグのテキサス・レジェンズ、NBLのメルボルン・ユナイテッドでプレー。大学時代から日本代表に名を連ね、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」では5試合の出場で1試合平均6.4得点2.4リバウンド2.2アシスト1.4スティールを記録した。

 Tシャツ姿で登壇した馬場は、「Bリーグに戻ってくることになったからには、チームとして優勝を目指してやっていきたい」と語り、これまでも公言してきた“世界最高峰の舞台”NBAを目指す夢をあらためて強調。「環境面であったり、伊藤拓摩GMをはじめ長崎ヴェルカで働いてくださっている方々など、アメリカのバスケットボールで経験を持っている方も多い。パリ五輪に向けて1年弱、このチームが最も自分が成長できる環境だと思い、選ばせていただきました」と、長崎を新天地に選んだ理由を明かした。

「僕のゴールは変わってないです。NBA選手になるためにやってますし、そこはこれからも変わらないです。Gリーグに負けない環境があると思っている」と、強い思いを口にした馬場。“人生の転機”ともなりうる来夏のパリ五輪を見据え、2023-24シーズンは「新しい馬場雄大を皆様に見ていただきたい」と語った。

 また、会見に同席した伊藤GMは、ワールドカップ後に馬場とコンタクトをとっていたことを明かし、コート上でのパフォーマンスはもちろん、「彼が持っている高いプロとしてのスタンダードが長崎ヴェルカにいい刺激を与えてくれるんじゃないか」とプレー以外での相乗効果にも期待。B1初挑戦となる節目のシーズンを前に、強力な新戦力を迎え、「我々にとって、そして馬場雄大にとってもエキサイティングなシーズンになると思う」と話した。

 長崎の2023-24シーズン開幕戦は10月8日(日)の千葉ジェッツ戦。馬場は「ワールドカップで負傷したところの調整次第かなと思いますけど、開幕戦へ向けてベストな準備はしていきたい」と、ホームで迎える開幕戦での出場にも意欲を示した。

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