2024.09.25
4月13日、B1リーグ第32節が開催され、レバンガ北海道が宇都宮ブレックスと北海きたえーるで対戦。21連勝中と絶好調の宇都宮を79-71で撃破し、北海道がホームに駆けつけた5753人のファンの前でB1残留を決めた。
現在16勝36敗で東地区7位の北海道。代表取締役社長の折茂武彦氏は、「当初目指していた戦績ではありませんが、新シーズンも日本のトップカテゴリーの舞台で戦えることをうれしく思います。最低限ではありますが、B1残留を成し遂げることができたのは、ここまで支えてくださった皆さまのおかげであり、改めて感謝申し上げます」と、クラブ公式サイトを通じてコメントを発表した。
さらに、折茂氏は「今シーズン、残すところあと8試合。このチームで戦う、そして、桜井良太選手が現役で迎える最後の8試合となります。北海道で17年、チーム消滅の危機も乗り越え、長年クラブを支え続けてきた桜井選手を、何よりも熱くさせる満員の会場で送り出したいと思っております。引き続き、最後まで全緑応援のほどよろしくお願い申し上げます」と、ファンへメッセージを送った。
この試合で12得点を挙げた寺園脩斗は、「チャンピオンシップ出場の可能性はなくなってしまいましたが、B1に残留することはクラブとして絶対にやり遂げなければいけないことですし、桜井選手の最後のシーズンもB1にチームを残すことができたことは重要なことです。B1で戦い続けて行かなければいけないと思っているので、今日のような試合でチームで達成することができて良かったと思っています」と心境を語った。
今シーズン限りでの現役引退を発表している桜井良太は、「B1残留を決めたというと、目指しているものが低いように聞こえるかもしれませんが、19年トップリーグでやってきて、今のバスケ界の急激な成長度を考えると、B1に残り続けることは簡単なことではありません」と自身の考えを語る。
「B1に残るということは、いつかCSに絡むチャンスをつかめるということなので、レバンガも今後そういった優勝を争うための目標を目指せるチームになっていけたらと思います」と続けた桜井は、「シーズン最初、昨年まで中心であった選手が移籍して、レバンガはどうなるんだと心配された方も多かったのではないかと思います。そのような状況の中で、B1残留を決めることができてほっとしていますし、純粋に良かったなと」と安堵した。
そして、最後は現役選手として臨む最後の8試合について、素直な思いを明かした。
「これまでのシーズンの中で一番長く感じます。自分の中では、足の状態のことも考えると長くやり過ぎたな、という気持ちもあって、毎日足が痛い状態なので、心のどこかでは『早くシーズンが終わらないかな』と思うこともあります。ただやはり、今日のようなゲームがあるからバスケをやめられないですし、最高だなと思います。残り数試合、また1試合でも多くこの気持ちを持って、引退を迎えたいと思います」
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