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12月23日、「SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」がついに開幕。男子1回戦で羽黒高校(山形県)が四日市メリノール学院高校(三重県)と対戦した。
5年連続6回目のウインターカップ出場となった羽黒は、初出場の四日市メリノール学院と激突。加藤律輝と小川瑛次郎を中心に得点を重ねるも、四日市メリノール学院の塚松奎太に10得点を奪われ、17-20で第1クォーターを終える。続く第2クォーターでは中盤に羽黒が一時逆転するも、塚松に立て続けに3ポイントを決められるなど、13-0のランを作られてしまう。それでも、終盤に小川が連続3ポイントを沈め、35-40で試合を折り返した。
迎えた第3クォーターでも塚松を止められず、四日市メリノール学院に再び点差を広げられる。しかし、加藤を軸に得点を伸ばした羽黒は、終盤にリードチェンジを繰り返す一進一退の展開に持ち込み、57-58で勝負の最終クォーターへ。第4クォーターでは、開始直後に佐々木健登が長距離砲を沈めて羽黒が逆転すると、その後も僅差でリードを保つ。試合残り2分26秒に塚松の3ポイントで逆転を許すが、残り47秒には加藤が値千金の同点3ポイントをヒット。その後は互いに決め手を欠き、試合はオーバータイムへ突入した。
延長戦では、小川が開始から2本の3ポイントを含む8得点を立て続けに奪う。さらに、近藤蒼も連続得点を挙げると、ついに四日市メリノール学院を突き放すことに成功。この5分間でも塚松に6得点を奪われたが、最後は羽黒が90-79で激闘を制した。
延長戦の末に2回戦へと進出した羽黒は、加藤が30得点14リバウンド、小川が5本の3ポイントを含む26得点8リバウンド、佐々木が11得点をマークした。
一方の四日市メリノール学院は、2年生の塚松が6本の3ポイントを含む46得点17リバウンドと大車輪の活躍を見せると、1年生の小岐須泰惺も13得点と奮闘。創部2年目のためメンバーは1・2年生のみの構成となったが、初出場ながら大きなインパクトを残し、貴重な経験値を積んだ。
■試合結果
羽黒高校(山形県) 90-79 四日市メリノール学院高校(三重県)
羽 黒 |17|18|22|15|18|=90
四日市メリノール|20|20|18|14|7|=79