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京都精華学園高校(京都府)の初優勝で幕を閉じた「SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」女子の部。本稿では、決勝終了後に発表された大会ベスト5の選手たちが、今大会においてどのような成績を残したのか、各試合における成績を中心に振り返っていく。女子部門第5回となる今回は、優勝した京都精華学園のイゾジェ ウチェをピックアップする。
・2回戦 85○63 県立小林高校(宮崎県)
∟25分33秒出場/22得点/3P 0/0/15リバウンド/0アシスト/0スティール/1ブロック
・3回戦 81○35 慶誠高校(熊本県)
∟22分8秒出場/18得点/3P 0/1/11リバウンド/4アシスト/0スティール/3ブロック
・準々決勝 84○45 東京成徳大学高校(東京都)
∟28分56秒出場/31得点/3P 0/0/17リバウンド/1アシスト/3スティール/4ブロック
・準決勝 70○47 東海大学付属福岡高校(福岡県)
∟29分33秒出場/13得点/3P 0/0/18リバウンド/2アシスト/0スティール/4ブロック
・決勝 99○81 札幌山の手高校(北海道)
∟35分28秒出場/35得点/3P 0/0/18リバウンド/5アシスト/1スティール/2ブロック
・合計:141分38秒出場/119得点/3P 0/1 0%/79リバウンド/12アシスト/4スティール/14ブロック
ナイジェリアからの留学生であるイゾジェ ウチェは、京都精華学園中学校時代から全国優勝を目指して戦い続け、キャプテンとして迎えた高校生活最後の年に“夏冬2冠”という最高の形でその願いを成就させた。さらに、個人としても2年連続のウインターカップベスト5受賞という栄冠に輝いている。
188センチの高さと強さを武器にインサイドを支配したウチェは、出場した全試合で得点とリバウンドのダブルダブルを達成した。 準決勝では東海大学付属福岡高校のファール・アミナタとマッチアップ。得点こそ13点に抑えられたが、197センチのアミナタを相手にしながらも18リバウンドを記録するなど、決勝進出に貢献した。
決勝の札幌山の手高校戦でのパフォーマンスは圧巻で、35得点18リバウンドに加えて5アシストを記録するなど、絶対的なエースとして優勝を大きく手繰り寄せる活躍を見せた。最終的に残した119得点は大会3位の成績、79リバウンドはアミナタと並んで1位タイ、14ブロックは単独1位となった。
悲願の優勝を成し遂げ、1月からはアーリーエントリーでシャンソン化粧品シャンソンVマジックでプレーすることも決まっているウチェ。今後も国内で活躍を続けるであろう彼女の活躍に注目したい。