2023.12.12

八村阿蓮を擁する明成が優勝…女子は大阪桐蔭が初の栄冠/ウインターカッププレーバック 2017年

チームを優勝に導き、ともにベスト5に選出された明成の八村阿蓮(左)と大阪桐蔭の竹原レイラ(右) [写真]=加藤夏子
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 12月23日から29日にかけて東京体育館、武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が行われる。本記事では過去大会をプレーバック。2017年大会を振り返っていく。

 男子は明成高校(現仙台大学附属明成/宮城県)が2年ぶり5回目の優勝を果たした。104-56の圧勝で前橋育英高校(群馬県)との初戦を突破すると、3回戦で洛南高校(京都府)と対戦。2点ビハインドで迎えた最終クォーターに逆転し、62-59で接戦を制した。その後、広島皆実高校(広島県)、帝京長岡高校(新潟県)を破ると、決勝で福岡大学附属大濠(福岡県)と激突。79-72で勝利を収め、夏の雪辱を果たした。

 明成では八村阿蓮群馬クレインサンダーズ)、相原アレクサンダー学佐賀バルーナーズ)、福岡大附属大濠では日本代表の井上宗一郎越谷アルファーズ)をはじめ、中田嵩基ライジングゼファー福岡)、土家大輝福島ファイヤーボンズ)も出場した。

井上宗一郎(15番)をはじめ多くのBリーガーを輩出した福岡大学附属大濠 [写真]=加藤夏子

 女子は大阪桐蔭高校(大阪府)が初の優勝に輝いた。初戦から準々決勝までいずれも20点以上の点差をつけて圧勝すると、準決勝で桜花学園高校(愛知県)と対戦。竹原レイラが35得点11リバウンド2アシスト4ブロックと攻守両面で活躍し、前回大会の女王を相手に79-54と快勝した。安城学園高校(愛知県)との頂上決戦はダブルオーバータイムに及ぶ激戦。86-84で相手を振りきり、悲願の初優勝を果たした。

 大阪桐蔭からは竹原、永井唯菜(三菱電機コアラーズ)の2人がベスト5入り。桜花学園の山本麻衣(トヨタ自動車アンテロープス)が2年連続で名を連ね、3回戦で歴代最多62得点と大爆発した八雲学園高校(東京都)の奥山理々嘉(日立ハイテク クーガーズ)なども選出された。

高校最後のウインターカップは3位入賞に終わった山本麻衣 [写真]=加藤夏子

■男子
優勝:明成高校(宮城県)
準優勝:福岡大学附属大濠高校(福岡県)
3位:帝京長岡高校(新潟県)
4位:福岡第一高校(福岡県)

・ベスト5
相原アレクサンダー学(明成)
八村阿蓮(明成)
中田嵩基(福岡大学附属大濠)
祝俊成(帝京長岡)
バムアンゲイジョナサン(福岡第一)

青山学院大学を経て、プロキャリアを始めた相原アレクサンダー学 [写真]=加藤夏子

■女子
優勝:大阪桐蔭高校(大阪県)
準優勝:安城学園高校(愛知県)
3位:桜花学園高校(愛知県)
4位:八雲学園高校(東京都)

・ベスト5
永井唯菜(大阪桐蔭)
竹原レイラ(大阪桐蔭)
相澤ひかり(安城学園)
山本麻衣(桜花学園)
奥山理々嘉(八雲学園)