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『B MY HERO!』
高校1年生の頃から全国の舞台で華やかなプレーを披露し、多くの人を魅了してきた堀内桜花(3年)も『高校バスケ』ではいよいよ今年のウインターカップが見納めとなる。
京都精華学園高校(京都府)の附属である中学時代からトップレベルに位置し、常に優勝を争ってきた堀内が初めて日本一へと辿り着いたのは、昨年の高校2年生で迎えたインターハイ。その年は1学年上のイゾジェ ウチェ(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)らとともに夏の勢いそのままにウインターカップも制し、夏冬の2冠獲得を達成した。
速い展開からのノールックパスは幾度となく会場のどよめきを誘い、自らも隙あらばと積極的にドライブを仕掛けて中に切り込みシュート。そして時に巧みなステップでも相手ディフェンスを翻弄する。その堀内が司令塔として引っ張る京都精華学園は、今年のインターハイでは圧倒的な強さで優勝。見事連覇を達成した。加えて、9月から11月の期間で行われた『U18日清食品トップリーグ2023』でも初優勝を遂げている。
インターハイでは決勝で桜花学園高校(愛知)を相手に大差を付けたが、互いに優勝を懸けたトップリーグの最終戦では勝ちはしたものの、その差はわずか1点。それを踏まえ、「インターハイは点差を開けて勝てたのですが、桜花学園はインターハイからすごく変わっているし、それは他のチームも同じこと。ウインターカップに向けて自分たちもレベルアップして頑張りたいです」と、気を引き締め直す。
今年はキャプテンとしても1年間、コート内外でチームを引っ張ってきた。堀内にとって総決算となる最後の大会を笑顔で終えることができるか。注目の初戦は大会2日目となる12月24日。2回戦で浜松開誠館高校(静岡県)と慶進高校(山口県)の勝者と対戦する。
取材・文=田島早苗