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尽誠学園高校(香川県)は12月25日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子2回戦で和歌山南陵高校(和歌山県)と対戦。第1クォーターから35-17と圧倒し、96-84の勝利で3回戦に駒を進めた。
勝利の立役者となったのは、大会初戦で悔しさを味わった山本晴大だ。尽誠学園のキャプテンは県立美来工科高校(沖縄県)との1回戦でファウルトラブルに陥り、わずか6分56秒のプレータイムで無得点に終わっていた。
「初戦ということで固く入ってしまいました。ファウルがこんでしまって前半で3つ。受けに回ってしまいました」
チームメートからの「絶対にシュートが入るよ」との言葉を受け、「自分の武器は3ポイントだと改めて気付かされました。今日は積極的に打とうと思って試合に入りました」。第1クォーターから次々と3ポイントを試投。13本中9本を沈め、3本の2ポイント、3本のフリースローを含め36得点と爆発した。
自信を持って「自分の武器」と言えるのは、日々の練習があるからだろう。自主練習の大半をシューティングに費やし、「1カ所から5本連続など、連続で決めることを意識しています」。また、尽誠学園の偉大な大先輩も参考にしているという。2022-23シーズンに3ポイント成功率で一時NBAトップに立った渡邊雄太(フェニックス・サンズ)だ。
「(渡邊選手は)日本に帰国した時、練習に来てくれることがあります。そこで『こういうふうに打つ』とか、どのような練習をしているのか見せてくれました。それを参考にしながら練習してきました」
3回戦の相手は190センチ台の選手を複数擁する土浦日本大学高校(茨城県)に決まった。「ゴール下を狙われると思うので、人数をかけて守っていきたいです」と、チーム全員で立ち向かう覚悟だ。