2023.12.26

東海大福岡が残り33秒から起死回生の大逆転…大阪薫英女学院を破り準決勝進出/ウインターカップ2023

優勝候補を破り歓喜の東海大福岡[写真]=バスケットボールキング
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 12月26日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」は大会4日目を迎え、東京体育館で行われた女子準々決勝で東海大学付属福岡高校(福岡県)と大阪薫英女学院高校(大阪府)が対戦した。

 全国の舞台でも実績ある有力校の対決となった一戦は、今大会屈指の注目選手である島袋椛、木本桜子・桃子を擁する大阪薫英女学院が3点リードで折り返し、第3クォーター途中に一時10点差までその差が開いたが、東海大福岡が食らいつき3点差のまま第4クォーターへ。

 最後の10分も大阪薫英女学院がリードする時間が長かったが、東海大福岡は9点ビハインドの残り3分に伊東友莉香が反撃の得点を挙げると、残り33秒で浜口ゆずが起死回生の同点3ポイントを成功。最後は猛追撃の口火を切った伊東が決勝点を沈め勝負あり。怒涛の13-2のランで大逆転した東海大福岡が、65-63で準決勝進出を決めた。

 東海大福岡は2年生のチャラウ アミがチーム最多18得点23リバウンドをマークし、同じく2年生の伊東友莉香が15得点6アシスト、キャプテンの境さくらが12得点をマーク。土壇場でチームを救った1年生の浜口ゆずも2桁11得点をマークした。

 今夏のインターハイでベスト4まで勝ち上がり、今大会の優勝候補にも上げられていた大阪薫英女学院は、エースの島袋がフル出場し18得点11リバウンドと奮闘したものの、最終局面で勢いに乗った東海大福岡に押し切られ、準々決勝敗退となった。

 シード校を撃破し2年連続の準決勝進出を決めた東海大福岡は、27日に東京体育館・メインコートで行われる第1試合で、前回王者の京都精華学園(京都府)と対戦。初の決勝進出を目指す。

■ウインターカップ2023・女子準々決勝
<東京体育館・Oricoコート>
東海大福岡 - 大阪薫英女学院
東福|14|13|21|17|=65
薫英|11|19|21|12|=63

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