2023.06.16

最年長としてU19ワールドカップに臨むジェイコブス晶「活躍を見せたい思いが1年間続いた」

第2次強化合宿から日本代表に合流しているジェイコブス[写真]=伊藤大允
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 6月14日から16日にかけて、「FIBA U19バスケットボールワールドカップ2023」に向けた第3次強化合宿に臨んでいるU19男子日本代表。第2次強化合宿からは海外組もチームへ合流し、5月中旬にNCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1に所属するハワイ大学への進学を表明したジェイコブス晶も練習に励んでいる。

 昨年に開催された「FIBA U18アジア選手権大会2022」では準優勝の成績を残した日本代表。ジェイコブスも同大会へ出場したが、2試合目で左腕を負傷するアクシデントに見舞われる。以降の試合はすべて欠場するに至ったが、プレーした2試合では2ケタ得点をマークし、リバウンドやアシストでも貢献するなど、マルチな活躍を披露した。

 合宿でのメディア対応に応じたジェイコブスは、「活躍を見せたい思いが1年間ずっと続いたので。またチャンスに恵まれたのは、すごくうれしいです」と、ケガで最後までプレーできなかったアジア選手権大会のリベンジに燃える。

 オーストラリアで武者修行の日々を過ごしているジェイコブスは、シュートやハンドリングなど、スキル面での成長を実感しているという。フィジカル面の強化も進んでいるようで、「オフェンスでもディフェンスでも、コンタクトがちゃんとできていると思います」と、自身のビルドアップについて語った。

成長を実感していると語ったジェイコブス[写真]=伊藤大允

 世界大会では、オールラウンドなプレーを披露したいと話したジェイコブス。指揮官のアレハンドロ・マルチネス氏からも多彩な働きを求められているようで、「自分が学んだことをみんなに教えたいと思います」と、チーム内での年長者としてリーダーシップも発揮していきたいとコメントしている。

 日頃から海外選手とプレーしていること、そして昨年のアジア選手権大会の経験もあることから、国際試合でチームをけん引するプレーが期待されるジェイコブス。自身も触れた昨年の雪辱を果たすチャンスは、目の前に迫っている。

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