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川島悠翔が3月31日をもって福岡大学附属大濠高校を中退し、オーストラリアの『NBAグローバルアカデミー』に入学することを発表。チームのツイッターをとおして意気込みを語った。
「この度、大濠高校を中退し、海外に挑戦することが決定しました。場所はオーストラリアのキャンベラにあるNBAグローバルアカデミーです。そこで1年半のプログラムに参加し、NCAAディビジョン1の大学を目標にしています」
高校3年生に進級するのではなく、一足早い海外挑戦を選択した川島。群馬県出身の17歳は、中学3年次に出場した「Jr.ウインターカップ2020-21」で『NLG INFINITY』を準優勝に導き、その名を全国に轟かすと、福岡県の強豪である福大大濠に進学した。
高校1年次には「ウインターカップ2021」の優勝に大きく貢献し、大会ベストファイブにも選出。しかし、2年生エースとして臨んだ「ウインターカップ2022」では準々決勝で敗退となり、苦い経験を積んだ。「去年は悔しい結果で終わってしまいましたが、その悔しさを忘れずに、トロージャンズ(福大大濠バスケ部のニックネーム)の仲間たちや日本にいるライバルたちに負けずに頑張りたいと思います」。
日本代表として国際大会の経験も豊富な川島は、16歳ながら飛び級で「FIBA U19バスケットボール ワールドカップ2021」に出場すると、2022年の6月に行われた「FIBA U16アジア選手権」では全5試合で平均26.6得点11.2リバウンドをマークし、得点王と大会MVPを同時受賞。さらに「FIBA U17バスケットボールワールドカップ2022」でも得点ランキング2位となる平均19.1得点を挙げ、日本をけん引した。
今年2月には、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6に向けた男子日本代表の直前合宿メンバーに最年少で招集されるなど、これまで着実にステップアップを続けてきた川島は、「僕のバスケットボール人生に関わってくださった小中学校の先生、コーチの方々、またトロージャンズの仲間たち、片峰(聡太)先生、今までありがとうございました」と感謝の思いを伝えた。
そして、「大濠高校を応援してくださった方々、自分はトロージャンズでプレーすることはありませんが、これからも僕とトロージャンズの応援をよろしくお願いします」とファンへメッセージを送ると、「行ってきます」という言葉で最後の挨拶を締めた。
現在、NBAグローバルアカデミーには「FIBA U18アジア選手権2022」でともにプレーしたジェイコブス晶(現在18歳)も在籍している。才能豊かなライバルたちと切磋琢磨できる環境で、川島は「NCAAディビジョン1の大学への進学」という第一目標を目指す。