2023.06.29

U19日本代表が史上初のW杯8強進出…目標達成に歓喜「信じられない気持ち」

U19W杯ラウンド16でも日本代表をけん引したジェイコブス晶 [写真]=fiba.com
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 6月29日、U19日本代表が『FIBA U19 バスケットボール ワールドカップ 2023』ラウンド16で開催国のハンガリーを下し、史上初のベスト8進出を決めた。

 日本代表は前半の立ち上がりで勢いに乗った。第1クォーターは川島悠翔の3ポイントを口火に、一気に10-0のランでリードを確保すると、15-13で突入した第2クォーターも残り4分25秒まで2度目の10-0のラン。攻守に主導権を握り、35-20の15点リードで折り返した。

 第3クォーターは一転、最大17点差から0-13のランを許すなど、得点を伸ばせず苦しい展開。一時は4点差まで迫られたものの、なんとか42-37でリードを死守。迎えた第4クォーターは岡田大河を中心とした攻撃で着実に得点を重ね、最終スコア63-53で勝利した。

 これまでのU19日本代表は、八村塁らを擁した2017年の10位が最高位。今回のチームは「過去最高位」を目標に掲げて大会に臨み、見事に史上初となるベスト8入りを果たした。

史上初となるワールドカップ準々決勝進出を果たしたU19日本代表[写真]=fiba.com

 この試合でチーム最多の15得点を挙げたジェイコブス晶は、「大会前に過去最高位をチームの目標として掲げ、僕らならば絶対にできると信じていました。それが現実になり、今は信じられない気持ちです」と歓喜のコメント。グループステージから4試合連続の2ケタ得点(平均16.0得点)をマークした川島悠翔も「ベスト8は最初に掲げていた目標であり、それを達成出来たことはとてもうれしいです」と喜びを口にした。

 日本時間30日24時30分(7月1日0時30分)ティップオフの準々決勝では、ここまで圧倒的な強さを見せているアメリカ代表と対戦する。

 小澤飛悠キャプテンは「チームルールの徹底度が高くなっていることで、みんなの成長も感じられています。そのチームルールを徹底することができたことで、ハンガリーのオフェンスを止めれたと思います」と、成熟しつつあるチーム状態に手応えを感じつつ、「次の準々決勝はアメリカとの対戦が決まりましたが、とてもタフな試合になります。でも、これからの戦いを楽しんでがんばりたいです」と優勝候補との対戦に前向きなコメント。

 エースのジェイコブスも「これからの戦いは、大きなチャレンジになります。もちろん、アメリカは世界ナンバーワンのチームであり、すでにメジャーな有望選手もたくさんいます。そんな相手に対し、これまで以上の最高レベルでプレーし、アメリカとどこまで戦えるのかが楽しみです」と率直な思いを明かした。

次戦は“最強”アメリカに挑むU19日本代表[写真]=fiba.com

■試合結果
日本 63-53 ハンガリー
 日 本 |15|20| 7|21|=63
ハンガリー|13| 7|17|16|=53

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