2023.06.26

日本代表が2カ月後のワールドカップに向けて15名で始動…河村勇輝「ワクワクしています」

練習後の囲み取材に応じた河村 [写真]=伊藤大允
バスケ情報専門サイト

 6月26日、「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023」に向けた強化を進める男子日本代表(FIBAランキング36位)の練習がメディアに公開された。

 合宿には永吉佑也サンロッカーズ渋谷)とジェイコブス晶(NBAグローバルアカデミー)を除く15名が参加。練習後の囲み取材に応じたトム・ホーバスヘッドコーチは「全員が同じ目標を持たないと勝てません。同じ船に乗って、同じ場所を目指してステップアップしなければいけません」とコメントした。また、渡邊雄太(ブルックリン・ネッツ)と八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)の招集について「来られるのかわからない」と話すにとどめた。

 指揮官からキャプテンに任命された富樫勇樹千葉ジェッツ)は、8月25日のワールドカップに向けて「本番は2カ月後。すぐにピークをもっていかず、1試合でも多くの試合を重ねていきたい」と話し、合宿や強化試合でチームを作っていくことを明かした。

 2022年7月以来の日本代表活動となる富永啓生(ネブラスカ大学)は「すごく光栄なことです」とメンバー入りについて言及。大学での1年間で体作りに取り組んできたようで、「昨年から10キロほど体重を増やしました。もう少し増やして85キロぐらいにしたいですね」と語った。

 Bリーグで充実したシーズンを送り、代表合宿に招集された河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)は「ワールドカップ開幕まで長いようで短いと思います。やりがいのある強豪国で、ワクワクしています」と心境を吐露。「オフェンスよりディフェンス。彼を抑えられれば、勝機が上がると思います」と、ドイツ代表(同11位)との初戦でマッチアップが予想されるデニス・シュルーダー(レイカーズ)にも触れた。

 日本は7月8日、9日に浜松アリーナにて開催される「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023 静岡大会」でチャイニーズ・タイペイ代表(同69位)と対戦。強化試合を重ね、8月25日に開幕するワールドカップに挑む。

男子日本代表の関連記事