9月13日、B1東地区の秋田ノーザンハピネッツがクラブ公式Youtubeチャンネルを更新し、横浜ビー・コルセアーズから移籍してきた赤穂雷太のインタビュー映像を公開した。

　赤穂が登場したのは、バスケットボールコメンテーター・井口基史氏のYoutubeチャンネル「井口チャンネル」とのコラボレーション企画で、井口氏が秋田に所属する選手にインタビューするというもの。

　元バスケットボール選手の両親のもとに生まれた赤穂は、姉・さくら、双子の妹・ひまわりが女子日本代表、妹・かんなも大学でプレーする“バスケットボール一家”で育ったが、一家揃ってプロ野球・阪神タイガースの熱烈なファン。14日に阪神が18年ぶりとなるリーグ優勝を決めると、雷太に続いてさくら、ひまわりもSNSを通じて歓喜と祝福の投稿をしていた。

　13日に秋田公式Youtubeチャンネルで公開された動画でも、赤穂雷太は阪神について語っており、「（阪神の選手は）みんな注目しているんですけど、自分は大山（悠輔）選手が大好き」と、開幕から“不動の4番”としてチームをけん引する主砲に太鼓判。また「大谷翔平選手と大山選手、どちらが好き？」という問いに対しては、「圧倒的に大山選手が好きです。みんなにも言われるんですけど、自分は阪神の選手に会う方がテンション上がります」と溢れる“猛虎愛”を語った。

　そんな赤穂のバスケットボールシーズンも、まもなく本格始動する。9月23日に開幕する「第19回アジア競技大会（2022／杭州）」のバスケットボール男子日本代表に選出。先日「FIBAワールドカップ2023」での激闘を終えたばかりのA代表という形ではないが、将来的なホーバスジャパン入りへ絶好のアピール機会となる。

　日の丸を背負う赤穂は「変なプレーは絶対にできないですし、自分の強みをしっかり出してプレーしたいと思います。トムさん（ホーバスHC）のバスケはアウトサイドシュートが絶対に必要になってくる。そこは自分の課題でもありますし、それができれば2ステップくらい上がるんじゃないかという感じなので」とコメント。

　今年6月に行われた第1次強化合宿では、代表首脳陣から「CS（チャンピオンシップ）の試合を見て、足が動くし、ディフェンスはすごく良かった。だから呼んだ」と言葉をかけられたことも明かした。

　自身のプレースタイルについては「あんまり目立たないかもしれない」と恐縮しつつ、得点での貢献も視野に「今年はちゃんと目立ちます」と決意新た。新天地・秋田で迎える2023－24シーズンを前に、まずは日本代表の一員として存在感を示す。

■「第19回アジア競技大会（2022／杭州）」バスケ男子日本代表日程
開催地：中国・杭州
競技場：杭州オリンピック体育館、浙江大学紫金港体育館
試　合：2023年9月26日（火）～10月6日（金）
出　場：16チーム

＜グループステージ＞
9月26日（火）18時30分 vs カタール代表
9月28日（木）14時30分 vs インドネシア代表
9月30日（土）12時00分 vs 韓国代表

＜決勝＞
10月6日（金）20時00分