2025.07.16

日本代表の渡邉伶音が東海大を中途退学…プロ選手を目指す「今より更に自分を追い込む環境に身を置きたい」

プロバスケットボール選手としての道を本格的に目指すことが発表された渡邉伶音 [写真]=バスケットボールキング
バスケ情報専門サイト

 東海大学バスケットボール部は7月16日、『渡邉伶音選手の退学および進路について』と題したリリースを公式HPに公開した。

 渡邉はプロバスケットボール選手としての道を本格的に目指すため、2025年7月をもって東海大を中途退学し、競技に専念する決断を下したという。「渡邉選手は皆様もご存じの通り、卓越した技術と高い意識を兼ね備え、日々の練習に真摯に取り組みながら、チームに多大な貢献をしてきました。今回の決断に際しても、本人およびご家族と十分に話し合いを重ねたうえでのものであり、夢に向かって挑戦する強い意志を私たちも感じております」と説明した。

 現在19歳の渡邉は、206センチ98キロの体格を誇るパワーフォワード兼センター。福岡大学附属大濠高校在籍時の2024年1月にライジングゼファー福岡の特別指定選手としてBリーグデビューを飾り、2024-25シーズンはアルティーリ千葉で11試合に出場した。

 6日の「日本生命カップ2025(東京大会)」で日本代表デビューを飾り、「FIBAアジアカップ2025」に向けた候補にも名を連ねる渡邉は、公式HPで次のようにコメントした。

「この度、東海大学バスケットボール部を退部することになりました。まずは3ヶ月という短い期間での退部において、入野監督、陸川コーチをはじめとした東海大学バスケットボール部関係者のみなさん、チームメイト、ファンの方々など多くの方に多大なるご迷惑をおかけしてしまうことを大変申し訳なく思っています。日々バスケットと向き合う生活をしていく中で、僕の夢であるBリーグで活躍する選手、日本代表、そして3年後のロス五輪を目指し、今より更に自分を追い込む環境に身を置きたいと思いました。そして今回このような決断となりました。この申し出に対し、何度も相談に乗ってくださり、僕の気持ちを最優先に考えてくださいました。入野監督、陸川コーチをはじめとするコーチ陣、学生スタッフ陣、チームメイトの想いを絶対に無駄にせずに自分の決断に責任と覚悟を決めて進んでいきます。約3ヶ月という短い間でしたが、東海大学に入学したこと、出会えた方々にとても感謝しています。このチームでバスケットボールができて幸せでした。本当にありがとうございました」

国内の関連記事

BASKETBALLKING VIDEO