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三菱電機コアラーズは5日、櫻木千華が2020-21シーズンをもって現役を引退すると発表した。
山梨県出身で現在29歳の同選手は、180センチ67キロのフォワードで、富士学苑高から2010年に三菱電機へ入団。2013年には女子日本代表へ選出され、同年行われたバスケットボール女子アジア選手権で金メダル獲得に貢献した。加入11年目となる今シーズンは9試合の先発を含む19試合に出場し、平均4.21得点2.68アシスト3.68リバウンドを記録していた。
同選手は現役引退にあたり、クラブ公式HPで以下のとおりコメントしている。
「私のコアラーズ生活のスタートはリハビリからでした。そこから2部から1部へ昇格。地元での試合開催。なかなか試合に勝てないことが続く中、日本代表を経験し、これから!!という時に2回目の怪我。復帰してすぐ3回目の怪我…。
大好きな先輩方が引退されていき、気が付けば頼る側から頼られる側に。キャプテンやシックスマンの大変さを痛感したと同時に達成感を味わえたこと。ベスト4の壁を越えられなかった厳しさや悔しさ、壁を乗り越えてファイナル出場を果たした時のうれしさ。ファイナルの時には応援席が真っ赤に染まり感極まったこと。ファンの皆さんの応援に応えられなかったことも、応援メッセージが沢山届いて感動したことも。試合が中止になりバスケットができないもどかしさや、ファンの方と交流できない寂しさなど…。
まだまだありますが、この11年間でこんなにもたくさんのことを味わえて本当に最高の時間でした。私のバスケット生活は苦しさや辛さ、悔しさがほとんどですが、ここまでやってこられたのは入団から引退までの間、メンバーが変わってもずっと最高のスタッフと最高のチームメイトがいて、良い時も悪かった時も優しく温かく、そして熱い応援をしてくださるファン皆様がいてくれたからです。
バスケットを通して得たものを活かして私は私らしく進みたいと思います。そして、これからも泥臭く真面目にコツコツと頑張るコアラーズをよろしくお願いします。
そんなコアラーズを私も皆さんと一緒に応援していきたいと思ってます。11年間、本当にありがとうございました」