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4月9日、国立代々木競技場第二体育館(東京都)で、第23回Wリーグプレーオフのセミファイナルが行われ、シャンソン化粧品シャンソンVマジック(6位)はトヨタ自動車アンテロープス(2位)と対戦した。
第1クォーターを14-21で終えたシャンソンは、その後もすべてのクォーターでトヨタ自動車にリードを広げられ、最後は57-80で初戦を落とした。
17得点5リバウンド8アシスト3スティールをマークし、シャンソンをけん引した小池遥は、試合後の会見で「リバウンドの部分でやられてしまうことが多く、どんどん相手のリズムになってしまった」と敗因を語った。実際にリバウンド数では、シャンソンの計34本(オフェンスリバウンド11本)に対して、トヨタ自動車は計52本(同22本)と大きく差が開く結果となった。
「相手の勢いに負けてしまい、後手に回ってしまった」と話す小池は「走ることがチームの持ち味なのに、自分たちらしいバスケができなかったです」と悔しい敗戦を振り返る。それでも、「明日はアグレッシブなディフェンスから走って、全員が積極的にリングにアタックすることをやっていきたい。40分間集中力を切らさずにプレーして、月曜日(第3戦)まで持っていけるようにしたいです」とリベンジを誓った。
シャンソンは本来の指揮官である李玉慈ヘッドコーチが、6日に新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者と判定。その後に受けたPCR検査で陰性判定となったものの、担当医の指導により7日間の隔離が必要となり、今回のセミファイナルには帯同できないこととなった。そのため、鵜澤潤アシスタントコーチが代行HCを務めるイレギュラーな状況で、前年女王への対戦に挑んでいる。
「李さんはいないんですけど、今までやってきたことを一人ひとりが李さんの分までやるという気持ちでやっています。自分たちは泥臭いことをやらないと気持ちが上がっていかないのかなと思うので、明日はボールへの執着心をトヨタさんより上回って、そこから走っていきたいです」
シャンソンが敗れればそこでシーズン終了となる第2戦は、本日の17時からティップオフだ。