2022.05.01

デンソーのマルコヴィッチHCがアドバイザーに役職変更…AHCのヴクサノヴィッチ氏が再びHC就任

ヘッドコーチからアドバイザーへと役職が変更されたマリーナ・マルコヴィッチ氏[写真]=W LEAGUE
バスケ情報専門サイト

 デンソーアイリスは5月1日、来シーズンへ向けての新たな人事を発表した。

 新たなヘッドコーチは、2019-20シーズンにデンソーのHCを務め、過去2シーズンはアソシエイトHCを務めていたヴラディミール・ヴクサノヴィッチ氏が就任。2020-21シーズンよりHCを務めていたマリーナ・マルコヴィッチ氏はアドバイザーに変更となった。また、新加入スタッフとして、小笠原真人氏がアソシエイトHCに就任した。

 さらに、4月26日には退任するスタッフも発表されており、小畑亜章子アシスタントコーチを含む4名のスタッフが退任することとなった。

 今回の発表に際し、クラブを通してスタッフ陣がコメントを発表している。

■役職変更:ヴラディミール・ヴクサノヴィッチ ヘッドコーチ
「昨シーズンの終わり方は、私たちにとってタフなものでした。大事な選手たちが引退していくことも同様です。しかしながら、この状況をしっかり理解し、受け入れ、経験のある選手たちからはリーダーシップを、若い選手たちには、しっかり準備をして、自分たちらしさをチームに加えてほしいと思います。スタッフも皆しっかり準備できていますし、私も引き続きベストを尽くします。皆さまにもともに厳しい道程を乗り越え、勝利の美酒をともに味わえるよう、チームをサポートいただけるとうれしいです。ぜひ、ポジティブなエナジーを一緒に共有しましょう」

■新任:小笠原真人 アソシエイトヘッドコーチ
「この度、アソシエイトヘッドコーチに就任いたしました小笠原真人と申します。コーチングキャリアをスタートさせたデンソーアイリスに、このように戻ってこれたことを大変うれしく思います。常に感謝の気持ちを大切にし、この7年間で培った経験や知識をチームに還元できるよう日々精進していく所存です。ヴクサノヴィッチHCのもとチーム一丸となり、悲願である優勝をつかみ取りたいと思います。ファンの皆さまと会場でお会いできることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします」

■役職変更:マリーナ・マルコヴィッチ アドバイザー
デンソーアイリスは、ここ数シーズンで本格的なプロジェクトをスタートさせ、このままでは終われないと思っています。私たちの誇りでもある日本代表チームのメンバーたちに加え、デンソーと日本のバスケットボールの未来のために、新しい若手選手の育成にも力を注いでいます。選手には、オンコートとオフコートの両方で成長加速させ、結果にも結びつけたいと考えています。そのためにも、私の知識と情熱を惜しまず注いでいきます。ぜひ応援・サポートしてください。最後まで諦めず、レッツゴー、デンソー!」

■退任:小畑亜章子 アシスタントコーチ
「今シーズンをもちまして、デンソーアイリスを退団することとなりました。新型コロナウイルスの影響により社会全体、スポーツ界にも変化があり、デンソーアイリスとしてもフロントスタッフ、HCが大きく代わり、この3年間は変化が多い中でたくさんの人と出会い、多くのことを学ばせてもらったなと感じています。フロントスタッフ、現場スタッフ、選手の皆さまには、またこのような機会を与えていただけたことに感謝しております。そして従業員の皆さま、OGの皆さまにはたくさん声をかけていただき応援して下さったことに心から感謝しております。本当にありがとうございました。今後ともWリーグ、そしてデンソーアイリスのことを応援していきたいと思います。3年間ありがとうございました」

■退任:加藤亜梨紗 パフォーマンスコーチ
「今シーズンをもちまして、退団させて頂くことになりました。非常勤で1年、常勤で3年、合計4年間をアイリスの一員として戦わせていただきました。この4年は、チームとしてはHCが交代したり、社会としては新型コロナウイルスが蔓延したりと、チームとしても社会としても大きな変化があった年でした。チームの目標である日本一に貢献できなかったのは、私の力不足の部分もあり、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、充実した4年間でした。しかし、スタッフというチームをサポートしていた立場から感じることは、デンソーアイリスは本当にポテンシャルが高いチームだと思っています。ぜひ、デンソーアイリスのファンの皆さま、会社の皆さま、今後ともチームのサポート・応援をしていただき、チームがそのポテンシャルを発揮できるよう、より一層ご支援頂ければ幸いです。ここで出会ったすべての方に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました!」

■退任:武田千広 アシスタントトレーナー
「いつもご声援ありがとうございます。2021-22シーズンをもちまして、チームを退団することになりました。日本トップレベルのデンソーアイリスでお仕事させていただき、とても貴重な経験ができました。選手、スタッフ、ファンの方々に心より感謝申し上げます。これからは一ファンとして応援させていただきます。今後も引き続きご声援よろしくお願いします。本当にありがとうございました」

■退任:関根大輔 通訳
「日頃よりたくさんの温かい応援ありがとうございます。この度、デンソーアイリスを退団することを決断させていただきました。コロナ禍、オリンピックの前後という特別な時期で、2年間という短い間ではありましたが、とても良い経験をさせていただきました。外国籍コーチ2人が、どちらかでも在籍している間は、この仕事を続けたいという思いもありましたが、家族のことなども考え、今の自分にはこれがベストな選択だと思い、今回の決断に至りました。素晴らしい機会を与えてくださった会社と選手、スタッフ、チームに関わるすべての方に感謝しています。これからはファンの1人としてデンソーを応援したいと思います。2年間本当にお世話になりました。ありがとうございました」