2023.07.06

Wリーグの原田裕花新会長が決意表明「身が引き締まる思い」…25周年の節目にOGとして思いつなぐ

Wリーグの会長に就任した原田裕花さん [写真]=伊藤大允
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 Wリーグは7月6日、記者会見を実施。新たに会長に就任した原田裕花さんが意気込みを語った。

 原田会長は現役時代、日本代表として活躍し、世界選手権(現ワールドカップ)やオリンピックにも出場。1996年の引退後は指導のほか、解説やイベント出演など多方面にわたって活動した。

 Wリーグ初のアスリート出身会長は「責任を感じますし、身が引き締まる思いでいます」と心境を明かすと、「会長を引き受けたのは、選手を心から応援したいという気持ちからです。引退してから選手が頑張っている姿を見てきたなか、心から感動するような試合がたくさんあって、選手たちに心を動かされて今この場に立っています」と挨拶。「会長として未熟ではありますけど、選手経験を活かしながら、選手に寄り添い、そして未来の子どもたちが輝けるステージを作っていけるように、Wリーグを多くの方に知ってもらい、応援してもらえるリーグにしていきたいと思っています」と決意を示し、まずはWリーグに所属する全14チームの選手に会って、コミュニケーションを図っていく狙いを明かした。

 Wリーグは25周年に突入。原田会長は「OGたちの思いをつなぎつつ、Wリーグに関わるすべての人が笑顔になっていけるように、精一杯盛り上げて努力して頑張っていきます」と意気込みを語った。

 会見では2024-25シーズンから2ディビジョン制を採用する新レギュレーションのほか、韓国女子バスケットボールリーグ(WKBL)をはじめとした海外リーグとの連携強化も発表。ENEOSサンフラワーズとトヨタ自動車 アンテロープスが8月26日から韓国で行われる「Park’s Cup Summer League」に出場することも発表された。

 また、チーム企業のリソースをリーグに還元する取り組み、バスケットボールを通じた人材創出といったビジョンも示された。