2023.09.29

女子日本代表が圧巻62点差でアジア大会2連勝…赤穂ひまわり復帰戦で17得点

17得点を記録した女子日本代表の赤穂ひまわり [写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 9月29日、中国で「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」バスケットボール女子のグループステージ第2戦が行われ、日本代表(FIBAランキング9位)は92-30でカザフスタン代表(同70位)に勝利した。

 恩塚亨ヘッドコーチが率いる日本は、グループステージ第1戦のホンコン・チャイナ戦と同じ、宮崎早織、星杏璃(ともにENEOSサンフラワーズ)、林咲希(富士通レッドウェーブ)、オコエ桃仁花(UCキャピタルズ)、髙田真希(デンソーアイリス)をスターティングファイブに起用。

 第1クォーターから連動したディフェンスで9つのターンオーバーを誘い、最初の10分で25-12とリードを奪うと、第2クォーターには林が3連続3ポイントを決めるなど、19-0のランで圧倒。前半終了時点で51-21の大量リードで突き放した。

 後半に入っても堅守速攻で反撃を許さず、第3クォーターはわずか3失点。最終第4クォーターもフラストレーションを溜めるカザフスタンを相手に16-6と寄せ付けず、最後は若手選手も積極起用しながら62点差の92-30で試合を締めくくった。

 日本はベンチスタートだった平下愛佳(トヨタ自動車アンテロープス)が5本の3ポイントを含む最多19得点をマーク。大会前から別メニュー調整が続いていた赤穂ひまわり(デンソーアイリス)も第1クォーター途中から実戦復帰し、この日は17分54秒に出場。17得点2リバウンド1アシスト1スティールを記録した。

 また、髙田が17分12秒の出場で3本の3ポイントを含む18得点、林も19分25秒の出場で4本の3ポイントを含む12得点と、合計4選手が2ケタ得点をマーク。チームとしては25スティール、40回ものターンオーバーを誘い、ベンチポイント45得点。3ポイント成功率も39パーセント(15/38本)と上々の数字を残した。

 過去4大会連続で銅メダルの苦杯を喫している日本は、グループステージ最終戦となる10月1日にフィリピン代表(同37位)と対戦。6大会ぶりの優勝がかかる決勝トーナメントへ向けて弾みをつける。

■「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」グループステージ
カザフスタン 30-92 日本
KAZ|12| 9| 3| 6|=30
JPN|25|26|25|16|=92

BASKETBALLKING VIDEO