2023.09.27

バスケ女子日本代表が118得点で大勝…アジア大会6大会ぶりVへ好スタート

日本代表の髙田真希、23年6月撮影[写真]=野口岳彦
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 9月27日、中国で「第19回アジア競技大会(杭州/2022)」バスケットボール女子のグループステージ初戦が行われ、日本代表(FIBAランキング9位)は118-46でホンコン・チャイナ代表(同105位)に勝利した。

 恩塚亨ヘッドコーチが率いる日本は、宮崎早織、星杏璃(ともいENEOSサンフラワーズ)、林咲希(富士通レッドウェーブ)、オコエ桃仁花(UCキャピタルズ)、髙田真希(デンソーアイリス)をスターティングファイブに起用。

 第1クォーターから32-12と圧倒し主導権を握ると、第2クォーターも堅守速攻でホンコン・チャイナを圧倒し、43点差をつける71-28で前半を折り返した。後半に入っても手を緩めない日本は第3クォーターに100得点の大台に到達。ホンコン・チャイナのプレーに会場が沸くアウェーの雰囲気ではあったが、最終第4クォーターは若手も起用しながら、攻守に力の差を見せつけた。

 日本はチーム最年長の髙田がチーム最多17得点10リバウンドのダブルダブルを達成。ベンチスタートだった朝比奈あずさ(筑波大学)もチーム最長22分51秒に出場し17得点8リバウンド2スティールをマークした。

 また、22分47秒出場した星が4本の3ポイントを含む16得点4アシスト3スティール、平下愛佳(トヨタ自動車アンテロープス)は18分50秒の出場で14得点、東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)も13得点4アシスト2スティールと2ケタ得点を記録。司令塔の宮崎は2得点8アシスト、本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)も10得点4アシストと存在感を示した。

 大会前にコンディション不良で別メニュー調整をしていた赤穂ひまわり(デンソーアイリス)は出場せず、その他の選手11人全員が10分以上に出場し得点を記録。チーム全体のフィールドゴール成功率54パーセント(48/89本)、3ポイント成功率39パーセント(15/38本)、ベンチメンバーだけで60得点を挙げた。

 過去4大会連続で銅メダルの苦杯を喫している日本は、29日14時30分からカザフスタン代表(同70位)、グループステージ最終戦となる10月1日にはフィリピン代表(同37位)と対戦。1998年以来6大会ぶり3度目の優勝を目指す。

■「第19回アジア競技大会(杭州/2022)」グループステージ
日本 118-46 ホンコン・チャイナ
JPN|32|39|29|18|=118
HKG|12|16| 8|10|=46

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