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1月4日(現地時間3日)、米大学体育協会(NCAA)女子1部のアラバマ州大とグランブリング・ステイト大による試合が行われ、93-71でグランブリング・ステイト大が勝利した。
実はこの試合、グランブリング・ステイト大3年のシーカラ・ヒルが15得点10リバウンド10アシスト10スティールという、4部門で2ケタの数字を残し、“クァドラプルダブル”を達成したのである。
QUADRUPLE-DOUBLE for Grambling State’s Shakyla Hill!
It’s the first quadruple-double in women’s D-1 in almost 25 years. pic.twitter.com/wpmkYFoSug
— SportsCenter (@SportsCenter) January 4, 2018
これはNCAA女子バスケットボール史上4人目となる記録で、約25年ぶりの達成となった。現地メディア『THE UNDEFEATED』によると、女子のNCAAで直近に“クァドラプルダブル”が達成されたのは、1993年1月28日(同27日)。この日、アーカンソー州大のソニャ・テイトがミシシッピ・バレー・ステイト大を相手に29得点14リバウンド10アシスト10スティールをマークし、“クァドラプルダブル”を記録。
するとこの快挙を知り、ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンは「毎日見ていないと、何かが起こるんだ…。すごいことだね」とツイッターで祝福。クリス・ポールも「クァドラプルダブルなんてすごいね! 毎日できるようなことじゃないよ」とツイートしている。NBAのオールスター選手たちからのツイートに対して、ヒル自身も現地メディア『Sports Center』に対して「とっても感情的になった」とコメントしている。
ちなみに、世界最高峰のNBAでも、クァドラプルダブルは4人しか達成したことがないという希少な記録だ。直近では、サンアントニオ・スパーズのデイビッド・ロビンソンが94年2月18日(同17日)のデトロイト・ピストンズ戦で記録してから、かれこれ20年以上も達成されていない。ロビンソンがこの試合で残した成績は、34得点10リバウンド10アシスト10ブロック。“万能型ビッグマン”のロビンソンとはいえ、見事な数字である。
近い将来、NBAでも“クァドラプルダブル”が達成されることとなれば、とてつもない快挙となりそうだ。