2018.01.08
前戦の対テキサス大学戦で、チーム最多で自己最多ともなる20得点、9リバウンドを記録し、ゴンザガ大学の勝利に貢献した八村塁。それから3日後となる11月30日(現地時間29日)、ホームでインカーネイト・ワード大学と対戦した。
今季6戦を終えた時点でのゴンザガ大の成績は、ダブルオーバータイムに持ちこまれた激戦の末、フロリダ大学に敗れた試合が唯一の敗戦となる5勝1敗と、昨季NCAAトーナメント決勝まで勝ち進んだ強豪らしい戦いぶりを見せている。
この日も立ちあがりから一方的に得点を重ねたゴンザガ大が14-2とリードした前半残り15分42秒から八村はチェックインし、それから20秒余りでザック・ノーベルJr.からのインバウンズ・パスをそのままダンクに持ちこんで16-2とリードを広げた。同12分55秒にはゴール下から左コーナーにいたノーベルJr.にパスを送って3ポイントにつなげると、約40秒後にサイラス・メルソンとのピック&ロールから中に入りこんで両手でダンク。ファウルを得てフリースローも決め3点プレーとし、スコアを25-5とした。さらに八村は、同11分30秒にキャッチ&シュートで軽々ミドルシュートを決めた。1分後のタイムアウトで一度ベンチに引っこんだ八村は同7分2秒に再びコートに立つと、同6分16秒に左ウィングからオープンでジャンプシュートを成功。「この前のトーナメント(PK80 invitational Tournament)でゲームのスピードとか学んだものがすごく大きかったので。そのままトーナメントだけで終わらせたらもったいないので、次につなげるようにと思って今日やりました」と八村。前半は8分の出場でジョシュ・パーキンスに続いて多い10得点。リバウンドもジョナサン・ウィリアムズに続いて2番目に多い5リバウンド、1アシストとゴンザガ大が49-26と大量リードする原動力となった。
後半は、ゴンザガ大が65-32とリードした残り15分16秒から出場。同12分32秒、レーン沿いにゴール下へ向かいジェイコブ・ラーセンからパスを受けると両手で力強くダンクを叩きこむ。ファウルを得てフリースローを決めて、この試合2度目の3点プレーを成立させると、同7分49秒にはトップからワイドオープンで3ポイントを沈めた。
八村がベンチに引っこんだ同6分58秒の時点でゴンザガ大は86-49とリード。最終的に103-68と快勝し、八村は16分の出場で2試合連続となるチーム最多の18得点、5リバウンド1アシストだった。
この日放ったフィールドゴールは10本で成功が6本。3点プレーを2度、3ポイントは放った2本とも決めた(フリースローも4本中4本成功)。自分のリズムを身に着け、戸惑うことなくシュートに持ちこむ。それができているから体がスムーズに動いていた。その理由は、本人が「本当に大きかった」という昨季からの経験により、チームのシステムやゲームに慣れてきたことだ。
そして、今チームメートとともに向上できていることがうれしくて仕方がない様子。
「1試合1試合チームとしてどんどん上がってきていると思うので、そこが本当に楽しいです。もっとこれからも(伸びる)と考えると楽しみです」。
今季7試合目となるこの試合で昨季の通算出場時間120分を超えた八村。チームメートとともに、今後多くの時間をフロアで過ごし、前進していく。
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