2018.03.08
3月2日(現地時間1日)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズがクリーブランド・キャバリアーズと対戦。レブロン・ジェームズがゲームハイの30得点に9リバウンド8アシストを挙げる中、108-97でシクサーズが勝利し、連敗を2でストップさせた。
シクサーズではオールスターに選出されたジョエル・エンビードが17得点14リバウンド6アシスト、ベン・シモンズが18得点9リバウンド8アシスト、JJ・レディックが4本の3ポイントシュート成功を含むチームトップの22得点、ダリオ・シャリッチが16得点9リバウンドを記録し、バランスの良いオフェンスでキャブスを攻略している。
この試合で、エンビードはシクサーズを勝利へと決定づけるかのような見事なショットを決めている。左ローポスト付近でボールを受け取ると、ラリー・ナンスJr.とジョーダン・クラークソンのカバーをあっさりとかわし、ターンアラウンドのフェイドアウェイジャンパーをネットへ突き刺した。
HOW DOES SOMEONE 7-FEET TALL HAVE A GAME THIS SMOOTH?
Joel Embiid is something DIFFERENT. 👀 (via @Sixers) https://t.co/38AgIv270w
— SLAM (@SLAMonline) March 2, 2018
213の長身ながら、エンビードが見せたこのプレーは、まるでペリメーターの選手が勝負どころで見せる必殺技のように映った。そして、どうやらエンビードも同じようなことを感じていたようだ。試合後、現地メディア『Basketball Insiders』へエンビードはこのように話していた。
「ダブルチームが来たけど、俺はすでにフェイドアウェイ(ジャンパー)をしようとしていた。もうまるでコービー(・ブライアント/元ロサンゼルス・レイカーズ)にでもなったかのようにショットを放ったよ。そしたら見事に決まったんだ。彼ら(キャブスのディフェンダーたち)に対して、俺はリーグの、いや世界におけるベストプレーヤーの1人なんだと確信させたのさ」。
世界のベストプレーヤーの1人かどうかは別として、エンビードの存在は相手チームに脅威を与えているのは間違いない。屈強な肉体を持ち、1990年代のビッグマン全盛だった頃のアキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)を連想させるポストプレーやドライブ、さらにはアウトサイドシュートまでこなせるオールラウンダーだからだ。
この試合を終えて、エンビードは平均31.2分に出場し、23.7得点11.1リバウンド3.2アシスト1.8ブロックをマークしている。エンビード本人にとっては、“プロセス(物事が進む過程)の1つ”と言い切るかもしれないが、リーグ屈指のビッグマンへと成長しているのは確かなようだ。
SNSを活用して偉大な先輩(レブロン)をリスペクトする姿勢も、自身の好感度を上げていると言えるだろう。
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