2021.12.31
6月26日(現地時間25日)、現地メディア『ESPN』は、ボストン・セルティックスがユーロリーグでプレーするブラッド・ワナメイカーとの契約がまとまり、来シーズンから加入すると報じた。
2011年までピッツバーグ大で4年間プレーしたワナメイカーは、4年次に平均11.7得点5.2リバウンド5.1アシスト1.4スティールをマーク。同年のドラフトで指名されなかったものの、11-12シーズンはDリーグ(現Gリーグ)のオースティン・トロズで15試合に出場。平均5.5得点2.1リバウンド2.2アシストを記録し、優勝を経験。
同大卒業後、ワナメイカーはヨーロッパを中心に7つのチームでプレー。今季はトルコのフェネルバーチェの一員として、ユーロリーグで準優勝。ジャルギリス・カウナス(リトアニア)とのセミファイナルでは9得点3アシストをマーク、レアル・マドリード(スペイン)とのチャンピオンシップゲームでは14得点5リバウンド5アシスト3スティールを挙げて奮闘した。
193センチ94キロのワナメイカーは、過去2年間というもの、複数のチームとNBA入りについて交渉が行われていた選手。来月に29歳を迎えるこの時期に、NBA入りが決まったこととなる。
来季のセルティックスは、契約下にカイリー・アービングとテリー・ロジアーこそいるものの、マーカス・スマートは制限付きフリーエージェント(FA)、シェーン・ラーキンが制限なしFAとなっている。そのため、現時点でワナメイカーは3番手のポイントガードだが、サイズがあることから、コンボガードとして起用されるかもしれない。
スマートとラーキンの去就はわからないものの、今季イースタン・カンファレンス2位の55勝27敗を挙げたセルティックスに、楽しみな選手が加わったことは確かなようだ。