2018.12.29
12月9日(現地時間8日)に行われたメンフィス・グリズリーズのホーム、FedExフォーラムで行われた一戦で、ロサンゼルス・レイカーズは111-88でグリズリーズに勝利して、グリズリーズを抜いて西地区の5位に順位を上げることに成功した。
現地7日にサンアントニオでスパーズ戦を行い、翌日にはメンフィスでのアウェー2連戦となったレイカーズ。ティップオフ直後は互いのシュートが決まらない時間帯があったものの、ペースの上がらないグリズリーズに対して、レイカーズが次第にペースをつかんでいった。その最大の要因がリバウンドだ。第1Qだけでも、19本のレイカーズに対してグリズリーズは8本。グリズリーズのフィールドゴール成功率が29.2%と低調だったことも加味したとしても、レイカーズが完全にゴール下を制圧した。
攻撃では大黒柱のレブロン・ジェームズに肩を並べるようにカイル・クーズマが躍動。第1Q残り1分30秒にはボードの後ろから放ったシュートを決めるなどしてこの試合、チーム最多タイの20得点をゲット。序盤からチームをけん引した。
Kuzma splashes it in from behind the backboard!#LakeShow (📺: @SpectrumSN) pic.twitter.com/XQLtjsH4NW
— Los Angeles Lakers (@Lakers) December 9, 2018
グリズリーズで気になるのはマルク・ガソル、マイク・コンリーら主力組に元気がないことだ。シーズンも約2カ月が過ぎ、故障を抱える選手が増えている中、コンディショニングの問題が見え隠れしているようだ。グリズリーズは現地5日に合流したばかりのベテランセンター、ジョアキム・ノアを第1Qから投入してインサイドの強化を図るが、奏功するには至らなかった。
それでも後半の出だし、グリズリーズはルーキーのジャレン・ジャクソンJRのダンク、コンリーのレイアップで追撃を開始。点差を一気に10点縮めるパフォーマンスを見せるが、レイカーズは余裕の試合運びで反対にリードを奪い返していく。結局、23点もの点差をつけたレイカーズが快勝という結果となった。
前日のGリーグのアイオワ・ウルブズ戦で相手選手と激突した渡邊雄太がこの試合にベンチ入りする予定だったが、残念ながらそれはかなわなかった。“たられば”ではあるものの、この試合展開であれば渡邊に与えられるプレーイングタイムは多かったのではないかと想像されるだけに、日本から応援ツアーで駆けつけた一行の前で勇姿を見せられたかもしれない。
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