2018.12.29

クリッパーズが後半に22連続得点で逆転に持ち込み、レイカーズとの“LA対決”を制す!

ゲームハイの36得点を奪ったウィリアムズ[写真]=Getty Images
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ウィリアムズの大活躍と指揮官が起用した“ブルドッグたち”の奮闘で形勢逆転!

 12月29日(現地時間28日)、ステープルズ・センターで、ロサンゼルス・クリッパーズロサンゼルス・レイカーズによる“LA対決”が行われた。

 レイカーズはこの日もレブロン・ジェームズ(左股関節)とラジョン・ロンド(右手薬指)が欠場する中、前半を終えて54-51とし、クリッパーズから3点リードを奪う。

 ところが、後半にクリッパーズの爆発的なオフェンスをスローダウンすることができず、最後の24分間で53-67と逆転を許してしまい、最終スコア118-107でクリッパーズが制して今季21勝目(14敗)を挙げた。

 クリッパーズは先発陣のショットがなかなか決まらずに苦しむも、昨季の最優秀シックスマン、ルー・ウィリアムズが大暴れ。フィールドゴール18投中11本、うち3ポイントを3本すべて決め切り、フリースローも11本ノーミスで成功させてゲームハイの36得点に7リバウンド3アシストと大活躍。

 さらにダニーロ・ガリナーリが19得点10リバウンド、モントレズ・ハレルが12得点2スティールをマークし、ウィリアムズをフォローした。

 ウィリアムズはこの試合について「僕らはちょっと動きが遅かった。彼らが2連戦だったことは知ってたけど、それは理由にはならない。僕らは第3クォーター途中までは、チームとしてベストなプレーができていなかったんだけど、第4クォーターに入って爆発させることができた」と『AP』へ振り返っていた。

 後半に入って息を吹き返したクリッパーズは、第3クォーター残り2分13秒でランス・スティーブンソンに3ポイントを許して73-80と7点ビハインドを背負うも、第4クォーター残り9分45秒までに22連続得点を挙げて一気に形勢逆転。その後は射程圏内に詰め寄られることなくリードをキープ。

自慢の選手層をまざまざと見せつけたクリッパーズ[写真]=Getty Images

 この得点ラッシュについて、ドック・リバースHCはディフェンス面でレイカーズを圧倒したと言及。「我々はコートにブルドッグたちを送り込んだんだ。本当に信じられないような戦いを見せてくれたよ」としてやったりの様子。

 リバースHCが評したブルドッグは、勇猛で粘り強い選手たちのことを指す。クリッパーズはこの時間帯に、タフなディフェンスに定評のあるハードワーカー、パトリック・ベバリーエイブリー・ブラッドリー、エネルギッシュなモントレズ・ハレルと新人シェイ・ギルジアス・アレクサンダーを起用し、22-0のランで流れを一気に引き寄せた。

 これで2連敗となったレイカーズでは、カイル・クーズマが24得点8リバウンド5アシスト、ロンゾ・ボールが19得点5リバウンド6アシスト、ブランドン・イングラムが17得点7リバウンド、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが14得点、ジョシュ・ハートが12得点6リバウンド3スティールを記録。

 レブロンとロンド不在であっても、「我々は切り抜けることができる」とルーク・ウォルトンHCは切り出したものの、「それが簡単にはいかないことは分かってる。だがこのチームの選手たちのことを信じている。いくつかのことをもう少し改善させていかなければならない」と続けた。

後半途中までは主導権を握るも、試合が進むにつれて勢いを失ってしまったレイカーズ[写真]=Getty Images

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