2019.01.08

今日は何の日? 47年前、レイカーズがシーズン33連勝の金字塔を打ち立てる!

ピック&ロールを繰り出すウェスト(右)とチェンバレン(左)[写真]=Getty Images
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約2か月間も連勝街道を突っ走り、当時の最多勝記録となるシーズン69勝を樹立

 今からちょうど47年前。1972年1月8日(現地時間7日)は、ロサンゼルス・レイカーズがアトランタ・ホークスを134-90で下し、今もなお破られていない前代未聞の33連勝を達成した。

 71-72シーズンのレイカーズは、ジェリー・ウェスト(元レイカーズ)、ゲイル・グッドリッチ、ウィルト・チェンバレン(共に元レイカーズほか)、エルジン・ベイラー(元レイカーズ)という、将来のバスケットボール殿堂入り選手4人が在籍した超豪華チーム。

ウェストはNBAのロゴマークになったレジェンドで、“ミスタークラッチ”という異名を持つ勝負強い選手だった[写真]=Getty Images

 シーズン序盤の71年11月6日(同5日)にベイラーが37歳で現役を引退するも、同日に行われたボルチモア・ブレッツ戦からレイカーズの連勝がスタート。そこから約2か月に渡って連勝記録を伸ばしていき、33も積み上げた。

 ビル・シャーマンHCが率いた当時のレイカーズは、グッドリッチ(平均25.9得点4.5アシスト)とウェスト(平均25.8得点9.7アシスト)による驚異のバックコートデュオを中心としたチーム。その周囲をジム・マクミラン(平均18.8得点/元レイカーズほか)、ハッピー・ヘアストン(平均13.1得点13.1リバウンド/元レイカーズほか)、そして1試合100得点など数多くの快記録を持つチェンバレン(平均14.8得点19.2リバウンド4.0アシスト)といった選手たちが囲むという布陣。

 ベンチにはのちにヘッドコーチとしてレイカーズに4度の優勝をもたらしたパット・ライリー(元レイカーズほか)らもおり、レイカーズはこのシーズンに当時NBA最多勝記録となる69勝13敗を記録。プレーオフを順当に勝ち上がり、NBAファイナルでニューヨーク・ニックスを4勝1敗で下して優勝を成し遂げている。

 ちなみに、レイカーズの連勝記録を33でストップしたのは、ミルウォーキー・バックスだった。1月10日(同9日)に行われた試合で、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)がいずれもゲームハイとなる39得点20リバウンドに5アシスト、元祖“シーズン平均トリプルダブル”を達成したオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)が17得点6リバウンドにゲームハイの9アシストをたたき出し、バックスが120-104でレイカーズに勝利してみせた。

 レイカーズが33連勝と69勝13敗を残してから約47年が経過し、シーズン最多勝記録は95-96シーズンにシカゴ・ブルズが72勝10敗で超えると、2015-16シーズンにはゴールデンステイト・ウォリアーズが73勝9敗で塗り替えた。しかし、当時のウォリアーズが14-15シーズン終盤から15-16シーズンにかけて28連勝を記録するも、このシーズンにレイカーズが残した33連勝は、未だに破られていない。

 今から約半世紀も前の記録ながら、レイカーズが47年前に樹立した33連勝は、NBAにおいて金字塔の一つとなっている。

当時のレイカーズで縁の下の力持ちとして大活躍したチェンバレンは、72年のファイナルMVPを獲得した[写真]=Getty Images

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