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5月9日(現地時間8日)、リーグの情報筋が『ESPN』へ伝えたところによると、ロサンゼルス・レイカーズの新たなヘッドコーチ(HC)の最有力候補として浮上していたタロン・ルーとの交渉が決裂したという。
Talks between the Lakers and Ty Lue to make him the next head coach of the team have reached an impasse without a deal, league sources tell @wojespn. pic.twitter.com/9FPl4dTKZC
— SportsCenter (@SportsCenter) May 8, 2019
今季序盤までクリーブランド・キャバリアーズの指揮官を約3シーズン務めたルーは、211試合を指揮して128勝83敗(勝率60.7パーセント)を記録。2015-16シーズン途中にキャブスのHCに就任したルーは、16年のNBAファイナルで1勝3敗から3連勝。現在レイカーズに所属しているレブロン・ジェームズやカイリー・アービング(現ボストン・セルティックス)、ケビン・ラブ(キャブス)らと共にキャブスへフランチャイズ史上初優勝をもたらした。
同メディアによると、レイカーズ側は8日(同7日)に3年1,800万ドル(約19億8,000万円)前後をオファーしたものの、ルー側は5年契約でチャンピオンシップ獲得経験に見合った契約金を求めていたという。
現在フィラデルフィア・セブンティシクサーズでアシスタントコーチ(AC)を務めるモンティ・ウィリアムズがフェニックス・サンズの新HCに就任したため、レイカーズの指揮官探しは難航している。
レイカーズのロブ・ペリンカGMとアドバイザーを務めるカート・ランビスは、昨季途中までミルウォーキー・バックスの指揮官を務めていたジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか)と面談を実施しており、ルーがHCに就任した際にカギを握る存在だと見ていた。キッドへHCとしても面談していたものの、ルーとの交渉決裂により、新たなHC候補を探しているという。
現地メディア『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、現在レイカーズが候補として挙げているのは、NBAのヘッドコーチ経験があるライオネル・ホリンズ、フランク・ボーゲル、マイク・ウッドソンの3名。
ホリンズはメンフィス・グリズリーズとブルックリン・ネッツでHCを務めた経験を持つ65歳、ボーゲルはインディアナ・ペイサーズとオーランド・マジックで指揮官を務めた経験があり、45歳と比較的若い。61歳のウッドソンはアトランタ・ホークスとニューヨーク・ニックスでHCを務めてきた。
現状でレイカーズの新たな指揮官として候補に挙がっているのは、キッド、ホリンズ、ボーゲル、ウッドソン、そして先日面談を行ったマイアミ・ヒートのジュワン・ハワードACの5人。
プレーオフ出場を逃したとはいえ、6月に行われるドラフトや7月のフリーエージェント(FA)市場があるため、レイカーズはせめて今月中に新たな指揮官を決めておきたいところだ。
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